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他人事を自分事にしてしまう厄介

皮膚科で幼児にママが激怒していた話です。

今はコロナもあり、かかりつけの皮膚科は月初に予約しないと当月すぐ満杯になる状況です。
予約せずに行くと、平気で1時間以上待ちます。

その皮膚科に行った旦那から聞いた話です。

待合室で、待ってる人がいっぱいいる中で 2〜3歳の男の子がすごい泣いてて、ママがすっごい怒ってたらしいです。

「だから早くっていったでしょ!」
「いぐう〜(泣)」
「遅いからもうダメ(受診できない)って言われた!」

どうやら予約の時間を大幅に過ぎたため受診できなかったようです。

旦那は隣に座ってた初対面のおばあちゃんと、「そんなに怒らなくてもいいのにね」と話していたそうです。

わたしはその話を聞いて、色々な感情が湧き上がりした。

「わたしはデキる母」風に:
「ウチの4歳の娘ならともかく、2〜3歳にはまだ無理だよね〜」
「うちは今まで通院で怒ったことはないかなあ。
予約ありの通院なんて無理ゲー、前日と、当日は2時間前から準備始めて他の予定は作らず厳重装備だし」

「同士としてママの味方よ」風に:
「いやいや、ひょってしてその男の子は朝イチからゴネ続けて戦闘時間既に3時間超だったかもしれないし、たった少しの時間しか見てない人たちに言われたくないわ。」

実際その親子に何が起こっていたか全くわからないわけですが、息子さんに激怒してるママにもイライラするし、「そんなに怒らなくても」と言う旦那とおばあちゃんにもイライラする。

なぜこんなにモヤモヤ、イライラするんだろう?

他人事なのにイライラするということは、自分に投影してるってことだな、と気がつきました。

息子さんを怒るママにイライラするのは、自分自身がそれはやってはいけないことだと思って、必死にそうならない方法を前日から考えているから。
(それでも当然思うようにいきませんけど)

旦那達にイライラするのは、もし自分が散々準備しても上手くいかず子供にブチギレて「そんなに怒らなくても」と言われたら逆上するほど怒り狂うだろうなと思うから。

そのママさんはいつも怒ってるのか、ほかに用事があって急いでたのか、なにもわからないです。
でも自分のケースに当てはめてしまうんですね。

厄介です。
他人事は他人事として淡々と受け止められるようになりたいです。

どうにもおさまらないので、「その後あの親子は仲直りしてアイス食べてニコニコで帰りましたとさ。チャンチャン」と勝手にオチをつけておしまいにしました。

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