【ヒトコト読書】英語日記BOY/新井リオ
【ヒトコト読書】はワンフレーズだけでもアウトプットすることをテーマに色んな一冊を紹介する記事です。
↓今回はこちらの本を紹介します。
①この本を読んだ理由。
2022年9月に休暇を取り、妻とふたりで初めてのハワイ旅行へ行きました。
日本語の通じやすいハワイといえど、英語に囲まれる環境の中で「英語を勉強したい、コミュニケーションをとりたい…!」と強く思いました。
どんな方法で勉強しようかな…と考え、以前YouTubeで紹介されて気になっていた書籍を思い出し、この本を手に取りました。
②英語を勉強する目的を決める。
人によって英語を勉強する意味は様々で、目標に向かって進むべき道も十人十色です。
この他にも沢山の目標があるはずです。
著者の新井さんにとって英語を勉強する目的は「英語が話せるようになる」こと。そしてこの「英語が話せるようになる」の定義を決めることが重要で、新井さんにとってそれは、
だったようです。自分なりの定義が決まればあとはそれを叶えるための努力を積むのみ。
ちなみに私は自分の性格も考慮し、直近の定義として「TOEICで600点を目指す」ことに決めました。将来的には海外旅行で現地の方とコミュニケーションを取れることを夢見ていますが、自分は目標と結果がはっきりしている方が楽しく続けられる性格です。まずはTOEICに挑戦してみて、おおまかに「英語に慣れる」ことから始めます。
③英語日記、オンライン英会話、スマホ発音練習。
この定義をクリアするために新井さんが行った方法がタイトルにもある「英語日記」です。日記で英語を勉強する大きなメリットは「自分が言いたいオリジナル英文を考える」勉強法であること。
まずは日本語で日記を書き、それを要約した英文をオリジナルフレーズをして覚えていきます。
一度日本語で書くのは「既に自分の知っている英単語から日記を作ってしまわないようにする」ためです。日本語で「本当に言いたい文章」を書き、それを英文ではどう表現するのかを考えます。日本語で書いた日記を全て英訳すると時間と手間がかかり過ぎ、継続の妨げになる可能性があります。「要約した英文を覚える」ことを習慣づけることが大切。
また、コスパ最強な英語勉強ツールが「オンライン英会話」。テクノロジーの力を利用し、ネイティブの方々と格安の費用で話せます。英語日記と組み合わせて利用し、講師に「日記に書いた英文が正しいかどうか?」を確認するのも効果的な勉強法。「お金がなくても留学できる」環境は既に整っています。
その他にもたくさんの勉強法が紹介されていますが、「スマホ発音練習」はとても興味深かったです。Siriなどの音声認識機能を利用し、英語特有の発音をスマホが聞き取ってくれるかどうか試すというものです。一人でもすぐにできるこの発音練習はとても良いアイデアだなぁと感じました。
④ボクの個人的な感想。
英語勉強法の本であると同時に「生き方」を考えさせてくれる本でもあると感じました。著者の新井さんは英語やデザインの仕事、自分が直面した課題に対して「どのように壁を乗り越えていくか」を常に考え、行動に移されてきた方なんだなぁと一冊を通して人間性の素晴らしさが伝わってきます。
お金は労働時間に対する対価ではなく、人を救った度合いで自分に返ってくることがあるもの。「自分は何で人を救えるか?」を考えること。
「やってみたい」という感情は想像以上に貴重で、大切にすべきもの。誰に何と言われようとも自分がやりたいことを選択して過ごしている時、人は「生きている実感」を大きく感じられること。
英語の勉強法に加え、自分の今後の人生においてもヒントになる言葉がたくさん散りばめられていて、満足度の高い作品でした。ぜひ一度手に取ってみてくださいね。
最後までお読み頂きありがとうございました。次回の記事もぜひご覧ください。