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【ヒトコト読書】数値化の鬼/安藤広大

【ヒトコト読書】はワンフレーズだけでもアウトプットすることをテーマに色んな一冊を紹介する記事です。
↓今回はこちらの本を紹介します。

①この本を読んだ理由。

昨年末に「リーダーの仮面」を読み、結果にこだわることの大切さを感じました。

「リーダーの仮面」がスピード感を持って読み進められる構成であったこともあり、同じ著者による本書がどんな内容なのか気になったため手に取りました。

②数字から逃げない。

「数字」とは、客観的に自分を見て不足を知り、未来を考えるための手段です。また、コミュニケーションにおける誤解をなくす役割も果たします。

数字から逃げると「言葉による言い逃れ」が増えていきます。

「結果は悪くとも、しっかりやりました」「環境変化が激しく、成果が伴いませんでした」

曖昧な表現で言葉を濁して逃げることを、私自身もこれまで多々経験してきました。

そんな逃げの姿勢を一喝してくれるのがこの一冊です。

他人に押し付ける強引な数値化ではなく、あくまでも自分自身の成果を可視化するために「数値化の鬼」となることが本書のテーマです。


③行動量が全て。

PDCAサイクルの中で最重要するのが「D」

行動量、試行錯誤の回数を増やすことが成果に繋がっていきます。

一日単位での「行動量を数値化」「どんな行動が成果につながるのか」を判断していきます。

最初はその仕事の意味がわからなくても、終わってみたら理解できることも沢山あります。

感情面で行動量が制限されている人は、まずは何としてでも定めた行動量をクリアし、そのあとに自身の感情と向き合うことを試してみましょう。

行動量を制限してしまう1つの罠として「確率」が存在します。

・10回チャレンジして6回成功する
・100回チャレンジして60回成功する

どちらも成功確率は60%です。

しかし、両者同じ時間内で行ったとすれば、より価値があるのは後者の方であることは明白。

人は失敗するのが怖い生き物です。チャレンジを避けるのは失敗が怖いからです。

このこととしっかり向き合い、乗り越えていく努力が必要になります。

世の中の「働かないおじさん」はチャレンジを避け続けて失敗することが怖くなり、その言い訳のために確率論を持ち出してしまうことがあるのかもしれませんね。


④目標は瞬時に思い浮かぶように。

組織に所属し、他人から評価を受ける際には必ず「目標」が存在するはずです。

目標は瞬時に思い出せるものでなければ意味がありません。

評価指標として様々な項目が設定されているような人事制度も多々存在するかと思いますが、人が瞬時に思い出せる評価項目の数は多くても5つ程度。

目標は仕事を行うための地図でもあります。できる限り評価項目は5つ以内に設定すること。

既に運用されている人事制度の評価項目が多すぎる場合は、「自分の重要な評価項目は何か」を上司に確認することも良いでしょう。


⑤個人的な感想。

識学に関する本を読むといつも、緩んだ気持ちに一喝を入れられたような思いにさせられます。

自分の仕事を明確に数値化して目標を達成していくこと。

これを続けた先に、今よりももっと充実した気持ちで取り組める仕事が待っているのかもしれません。

最後までお読み頂きありがとうございました。次回の記事もぜひご覧ください。

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