スイッチバック

小田原から強羅にかけて箱根登山電車は3度のスイッチバックをする。約500mの急な勾配を登るため、進行方向を変えながらジグザグに走るのだ。体が傾くような傾斜を感じながら降っていた電車が反対側に動き出し、不思議な浮遊感に包まれる。成程、山を登る時は急がずに、時に立ち戻ることも必要なのだ。

2020.5.11

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