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鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで

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虐待サバイバーのうつ病患者がコーヒーショップを開業するまでの激動の半生をお送りします。
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記事一覧

鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで⑦

高校時代は部活もせずにバイトに明け暮れた。地元のイオンにあるケンタッキーフライドチキンの…

まこ
1か月前
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鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで⑥

人間が生きていく上で衣食住の3つが整っていてこそ安心して人間らしい生活が送れるのだと思う…

まこ
2か月前
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鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで⑤

高校生活 わたしはなんとか地元の高校に進学したものの、相変わらず授業はサボりがちで、最初…

まこ
2か月前
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鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで④

中学時代 入学してすぐわたしは友達に誘われて吹奏楽部に入った。部活紹介で、壇上で力強くド…

まこ
2か月前
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鬱病の虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで③

幼少期 3歳からは母の意向で仏教系の私立の幼稚園に入学した。毎朝ブラウスと吊りスカートを…

まこ
2か月前
23

鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで②

私が生まれた古都京都 私は夏の終わりに京都に生まれた。2300グラムほどの低出生体重時児だっ…

まこ
2か月前
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鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで①

私は東京で小さな自家焙煎のカフェを経営している。余裕がある生活とは言えないが、街に根差し、私の焼いたコーヒーを美味しいと通ってくださる温かいお客様に囲まれながらもうすぐ31歳の誕生日を迎えようとしている。 正直自分が30年も生きるなんて思っても見なかった。今までの30年の人生は、ほとんどをうつ病と共に生き、数えきれないくらい自殺を試みた。 ドアノブ、スチールラック、窓枠、ベットフレーム、カウンターテーブルのフレーム。とにかく至る所に延長コードや麻紐をくくり付けてきた。 結