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鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで

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虐待サバイバーのうつ病患者がコーヒーショップを開業するまでの激動の半生をお送りします。
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記事一覧

鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで⑧

もうほとんどが大方進路を決めていた時期だった。就職組はいそいそと説明会に参加し、受験組は…

まこ
1か月前
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鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで⑦

高校時代は部活もせずにバイトに明け暮れた。地元のイオンにあるケンタッキーフライドチキンの…

まこ
4か月前
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鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで⑥

人間が生きていく上で衣食住の3つが整っていてこそ安心して人間らしい生活が送れるのだと思う…

まこ
5か月前
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鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで⑤

高校生活 わたしはなんとか地元の高校に進学したものの、相変わらず授業はサボりがちで、最初…

まこ
5か月前
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鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで④

中学時代 入学してすぐわたしは友達に誘われて吹奏楽部に入った。部活紹介で、壇上で力強くド…

まこ
5か月前
15

鬱病の虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで③

幼少期 3歳からは母の意向で仏教系の私立の幼稚園に入学した。毎朝ブラウスと吊りスカートを…

まこ
6か月前
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鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで②

私が生まれた古都京都 私は夏の終わりに京都に生まれた。2300グラムほどの低出生体重時児だったらしい。私の誕生を楽しみにしていた祖父は、私が生まれる前にトラックに轢かれ亡くなってしまったのだが、そんな祖父が生前に市内のはずれに買った一軒家でわたしは両親と祖母、姉と妹に囲まれて育った。 京都は四方を山に囲まれた盆地で、夏は猛烈な湿気に苦しめられる。その湿度は何か見えない膜が体にまとわりついているのかと錯覚するくらいだとてつもない。それに盆地だから当然のなのだが、どこにいても

鬱病虐待サバイバーが自家焙煎コーヒーショップを開業するまで①

私は東京で小さな自家焙煎のカフェを経営している。余裕がある生活とは言えないが、街に根差し…

まこ
6か月前
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