【2人用声劇】【不問2】紅茶は珈琲に恋をした
☆所要時間:約3分
☆人数 :2人用(性別不問2)
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☆:少し早起きをした休日の朝。
☆:隣にいるアナタの寝顔に気付いて、口元がゆるむ。
☆:うっすら差し込む朝の日差しに照らされた頬に、そっと触れてみると、
◆:「何しようとしてたの?」
☆:ちょっといじわるそうに笑うアナタ。
☆:「寝たフリなんてズルいよ!」
◆:「無防備な相手に触れてくるキミだってズルくない?」
☆:アナタは私の髪を撫でながら、ふわりと笑う。
◆:「幸せな朝をありがとう」
☆:「こちらこそ、ありがとう」
◆:抱きしめる温度が重なる
◆:いつまでも
◆:2人で微睡(まどろ)んでいたい 午前7時
☆:こんな日がずっとずっと続けばと願うほどに
☆:胸の奥が甘く、苦しく、痛みだす。
◆:「ずっとずっと、そばにいるよ」
☆:そう、アナタは言ってくれるけれど
☆:『ずっと』という言葉にいつまでも寄りかかれない私は
☆:アナタのことも安心させられていないのかな
◆:痛みごと抱きしめるから、何度でも伝えてほしい。
◆:いつか、キミの痛みを溶かせるように、ボクは毎日言葉を重ねる。
◆:それは、ありきたりで ありふれた言葉たち
☆:それは、もしかすると使い古された言葉たちかもしれない。
☆:それでもいい。
☆:過去に、アナタが恋した誰かに伝えた言葉だったとしても
☆:アナタの言葉を アナタの声で 聞きたいの。
◆:キミに 届けたい
◆:今のボクの想いを込めた言葉は
◆:きっと、今のキミにしか届かないと思うから
◆:「大好きです、これからも。」
☆:「大好きです、心から。」
◆:幸せな朝には
☆:コーヒーと紅茶が
◆:向かい合わせで微笑むのです
End
〜マコのひとりごと〜
スムーズに読むと3分くらいで終わる短いものですが、
男女でも、女男でも、同性でも、いろいろなパターンで読んでいただけた台本です。
トークメインの枠主さんの枠で、この方と声劇をご一緒したい!
という推しさま枠でも活用いただけていたようで、こっそりほっこりしていました(*´艸`)
短いなりに需要があったのだなぁと、短いものしか書けない私に新たな喜びを教えてくれた台本でもあります。
因みに私は紅茶派!
コーヒーの香りは大好きですが、体が受け付けてくれないため全く飲めません(꒪⌓꒪)
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