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#54「一眼でのコーヒーの撮り方」

こんにちは、macotoです。

前回投稿から何回も何回も#54を書いては消して。もう#54の下書きが5つもたまってしまいました。最近は梅雨も明け、暑い日が続いていますね。外を歩いていて上を見上げると、大きな積乱雲と鮮やかな青い空が広がっています。

さて今回は、ほぼ毎日コーヒーを淹れている私なりに、自宅での「一眼でのコーヒーの撮り方」についてお話できればと思います。

※本記事は、三脚&セルフタイマー使用を前提としています。

順光〜サイド光で撮影する

まず最初の撮影のコツは「順光〜サイド光で撮影する」です。ざっくり、逆光は避けたほうが無難だと覚えていただいて大丈夫です。

もちろん逆光でしか撮れない素敵なコーヒー写真もあるのですが、順光やサイド光に比べ、少し難易度が上がります。まずは逆光を避けて撮影してみましょう。

特にサイド光はおすすめで、光が当たっている部分と当たっていない部分の明暗差にメリハリがつき、立体感のある写真に仕上がります

サイド光

順光は写真全体に満遍なく光が当たるので非常に発色が良く、明るくはっきりとした印象の写真に仕上がります

ほぼ順光

対して逆光は被写体が暗くなり、背景が明る過ぎる写真になりやすいです。RAWで撮影して後から補正すれば問題ないですが、スマホでの撮影となると逆光はなかなか厳しいです。

しかしコーヒー撮影に関しては逆光にもメリットがあります。それは光を透過させたコーヒーの液体の色が、とても鮮やかに写ることです。RAWで撮影し、後からシャドウを持ち上げてあげると、被写体がグッと浮き上がってきます。

逆光(補正前)
逆光(補正後)

結論、順光でもサイド光でも逆光でもコーヒーは撮れますが、無難に綺麗にコーヒーを写したいのであれば、順光〜サイド光がおすすめです。

写真に動きを取り入れる

次の撮影のコツは「動きを取り入れる」ことです。ただテーブルにあるコーヒーを撮るのではなく、抽出の過程などの動作を取り入れてあげることで、一気にストーリー性のある写真に仕上がります

特にX (旧Twitter)のように、複数枚セットで写真をセレクトする際に非常に役立ちます。豆を挽くシーンやフィルターに粉を入れるシーン、ドリップの最中やコーヒーを注ぐシーン、出来上がったカップを持ち上げるシーンなど。

写真は元々静止画なので、これらのように動きを取り入れてあげるだけで写真のクオリティが格段にアップします。また、その場の空気感が伝わりやすくなるという点も非常に大きなメリットです。

友人とカフェに行った際などでも簡単に取り入れられるコツなので、ぜひ実践してみてください。

前ボケ・後ボケを取り入れる

最後のコツは「前ボケ・後ボケを取り入れる」です。これはコーヒーだけでなく、テーブルフォト全般にも言えることかもしれません。

どうしてもテーブルにぽつんと置かれたコーヒーだけを撮ると、のっぺりとした少し寂しい写真になりやすいです。

上からのアングルということもあり、少し寂しい印象に。

ではどのようにして前ボケや後ボケを取り入れるのか。方法はいくつかありますが、一番簡単なのは、抽出で使っているコーヒー器具を雑多にテーブルに配置することです。もし自宅に観葉植物や間接照明などがあれば、それらを活用するのもありです。

コーヒー器具を被写体に被せないように前後に配置

コーヒー器具を雑多に配置する際の注意点は以下の3点です。
・被写体に被らせすぎない
・被写体の前後に、奥行き感を作るイメージで配置する
・コーヒーの色の邪魔をしない色使いを意識する

前ボケや後ボケを作ることで、意図的に視線を被写体に誘導することができます。できる限りF値の小さい明るいレンズを使用することをおすすめします。

さいごに

いかがでしたでしょうか。今回は「一眼でのコーヒーの撮り方」を私なりに解説してみました。もちろん正解はありませんし、撮影にばかり集中してしてコーヒーが冷めてしまっては元も子もありません。コーヒーを楽しみつつ、程々に撮影も楽しんでいただけたらと思います。

他にも皆さんなりの撮影のこだわり等ございましたら、コメントでいただけると嬉しいです。

ではまた。

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