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ホモソーシャルについて


先日、「あの頃」という映画を見まして。
アイドルオタクの仲間たちが皆大切なものを見つけてそれぞれの人生を歩んでいくというエモい青春ストーリーかと期待して観ました。
しかし、下ネタが多く男性特有の身内ノリみたいなものがとても濃く描かれているよう感じました。
ネットで他の人の感想を見てみてそこで「ホモソーシャル」という言葉を見つけ、どういう意味なのか調べると最近自分が周りの男性に感じている得体のしれない気持ち悪さがそれにあたると気づきました。

現状

自分はシスジェンダーヘテロセクシャルです。
(男性の身体で男性の心、恋愛対象が女性)
自分の主観で見ると世の中の風潮が全体的にホモソーシャルな気がして生きづらさを感じています。

自分には7年お付き合いしている女性がいます。
出会ってから段々好きだなと思うようになり告白しました。
長年付き合っており愛し合う行為をすることもあります。

風俗はもちろん他の女性と寝たこともなければ寝ようとしたこともないです。
付き合っている間に1度だけ職場の先輩(女性)と2人でご飯に行ってしまったことはありますが、当時新卒で勤めていた会社を退職する前で最後にと誘われたことと連絡先も交換していなかったこと、唐突のお誘いだったうえ先輩の厚意を無下にできないなという思いもありその先輩の誘いにあまり迷わずにこたえていました。
彼女に事前に伝えていなかったこともあり後で怒られましたが、謝罪し今後はせめて事前に連絡するということと異性と2人で出かけることはしないという約束をしました。


周囲の人間

自分の周りにいた男性はというと遠距離の彼女がいてもマッチングアプリナンパを使って複数の女性と寝ていたり、彼女がいなくても同じようなことをしていた人がいました。また、それを毎日のようにグループラインで写真付きで報告するような風潮まで生まれていました。
心は動いていないから浮気じゃないとその人は言っており、周りもそれに賛同する形でした。
挙句の果てには性病になったかもということをわざわざ自慢するような流れも出てきて、高校時代からの信頼できる友人たちにこのことを相談した結果このグループラインを抜けました。

社会に出て出会った人達でも風俗に行ったことがある前提で話をはじめたり、「え?風俗いったことないん?彼女と風俗はまた別やで。」という同僚、「浮気したことないん?絶対嘘や~。」という女性、ここでも浮気することが大前提のような風潮が流れていました。
思うに自分たちがやってきてしまったことを標準にしたいがためにこのような言い回しをしているのだと思います。

直接的にいろんな人と行為をすることが男として当たり前やろ!!とは言われてはいませんが、それが当たり前な風潮は流れているように思います。

YouTubeでもセフレの作り方なんて動画が当たり前のようにあったり。

あまりに自分の周りにそういう雰囲気が漂っていることが多くて辟易してしまいます。


自分は

自分も女性が好きで恥ずかしながら性欲もある方だと認識しています。
けれど愛と性欲を分けて処理しようという考えにはなりません。
自分から人を愛して人に愛されてその延長線で愛し合うということが理想だと思っています。
性欲のままに行動することは愛する人がいればその人を深く傷つけることになりますし、相手のことを深く愛していればいるほどそんな大切な人を傷つけてしまった自分自身も自己嫌悪に陥り深く傷つけることになります。
特定の愛している人が居なくても複数の人と行為をするということそれは相手を性欲を解消するための道具としてしか見れていないということになると思います。
一瞬の強烈な脳内麻薬が出るような快楽は得ることができても長期での心の安心はいつまでもつかめないでしょう。

もしお付き合いする人ができたとしても自分が過去に複数の女性と性行為を行うことを良しとしていたという事実があれば自分に自信は持てないと思いますし、その過去を知った相手を傷つけてしまうことになるでしょう。

信用を失って友人関係や家族関係も失うことになります。
類は友を呼ぶ状態で倫理観やモラルのない人はない人で固まるようになるでしょう。

自分はそんな倫理や道徳を崩してしまうのならば死んだ方がマシという気持ちで生きています。

自分はそういったことに時間や労力を費やすのではなく仕事や読書や運動、友人との語らいや物事を考える時間に充てた生活を続けていきたいと思います。

わたしは常に「心の平穏」を願って生きてる人間ということを説明しているのだよ…

「勝ち負け」にこだわったり
頭をかかえるような「トラブル」とか
夜もねむれないといった「敵」をつくらない…
というのがわたしの社会に対する姿勢であり
それが自分の幸福だということを知っている…

もっとも闘ったとしてもわたしは誰にも負けんがね
ジョジョの奇妙な冒険 第4部ダイヤモンドは砕けない


この吉良吉影のセリフが好きで自分の生き方の信念に似ている気がします。
だれかと争って勝った!!と喜んでマウントを取るのを人生の目標にするのではなく、他人との比較をせず努力して自分の技能を高めていくこと自体が幸福だという姿勢。大切にしています。

愛すべき人を愛して生きる。
もし仮にそれが自分にかえってこなかったとしても誰かを一心に思い愛するということ自体がありがたいことで意味のあることだと思います。
自分より優先して幸せになってほしいと思える人がこの世に生まれてそして出会えたことに感謝です。

世の中の風潮に負けずに自分の芯を持って進みたいです。


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