藤枝真琴

事実を基にしたフィクションです

藤枝真琴

事実を基にしたフィクションです

最近の記事

攻防戦

例のお局様(以下ベラ)からのシカト攻撃。 私は正攻法で対抗した。 2年間毎日挨拶挨拶挨拶挨拶。 シカトされても挨拶挨拶挨拶挨拶。 私の方が勤務時間は早いから、ベラがご到着されるや否や挨拶に馳せ参じた。 ベラが日報を読んでるときにススッと隣に。 私「お疲れ様です」 ベラ「おつか…(顔を上げて私を見る) (顔を下げて日報を再確認) コレを二年間。 こう書くと、私もタフに思えるだろうが、当時は毎日吐き気とストレス性じんま疹、呼吸も荒くなり睡眠不足。 家庭でも親

    • 坊主憎けりゃなんとやら

      長く勤めた職場で仲良くしてくれるKさんがいる。 ある日、物凄く怖いけど、私は好きだったお局様が声をかけてきた。 外見が妖怪人間ベムに出てくるベラに激似だったので、ここではベラと呼ぶ。 ベラ「私ね、あなたのことが嫌いなの」 私「え?な、なにかやっちゃってましたか?教えていただければ嬉しいのですが…」 ベラ「ううん、あなたは悪くないの。あなた、Kと仲が良いでしょ?私はKが嫌いなの。Kと仲が良いあなたも嫌いなの。ごめんね」 ここまで綺麗な坊主憎けりゃなんとやらを経験した

      • ライナスの毛布

        ライナスの毛布というものがある。スヌーピーに出てくるライナスがいつも持っている毛布から由来する。 ザックリと言えばソレを持っていると落ち着く物である。 私には弟がいた。栗の顔をしたぬいぐるみだ。 クリ坊と名付けて可愛がっていた。本当に弟だと思っていた。 毎日それを抱き締めて歩き回っていた。小学生になってもそうだった。 ある日、姉がお互いのぬいぐるみをシャッフルしよう、ジャンケンで勝った順にぬいぐるみを一つずつ取っていこうと言われた。 クリ坊に関してはぬいぐるみでは

        • 流血事件

          姉は暴力的であった。気に入らないと殴る蹴る。 小学生の頃、部屋で隠れて漫画を読んでいた。父親が厳しかったので隠れて読むしかなかった。 部屋で読んでいると、姉が部屋に入ってきた。 慌てて漫画を隠せば、それはなんだと。 何でもないとしか言えない。だってチクられるから。 姉は近くにあったソプラノリコーダーを持って投げ付けた。 私の頭に命中。額に手を当てれば掌を覆うほどの血。 絨毯を見れば、血。 お気に入りのぬいぐるみを見れば、血。 パニックになった私は絶叫。 流

          下僕が出来上がるとき

          ネクラというか、自己肯定感がとてつもなく低いというか。 原因は単純だ。家族。 私には父母と姉がいる。 この姉がくせ者だ。基本的に私を否定しかしない。 鼻歌を歌えばわかっているのに「それ、○○の××って歌じゃないよね?」と言ってくる。 そして、当時一番怖かった父親へのチクりが凄かった。チクりへの話の進め方も。 当時、公文に通っていた私は先生に「村」という漢字を聞いた。 帰り道、姉と一緒に帰った際、先生に何を聞いたのかと聞かれ、素直に答えた。 そしたら「えぇ!?先

          下僕が出来上がるとき

          うるさいネクラ

          唐突だが、私はうるさいネクラである。 オマケにコミュ障。 人と会ったら帰り道は脳内反省会。 ネタっぽく思われる出来事も多々出てくるので、あくまで「事実を基にしたフィクション」ということで。

          うるさいネクラ