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岩手にやってきました〜雲透を連れて〜

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2023.03.11

今週は岩手県奥州市にお招きいただき、フィンガーフードを楽しみながらティーセミナーをさせていただきました。

この日のためにルミエールイリゼの内田博子先生が〝春を待つ〟をテーマに、可愛くて素敵なフィンガーフードを10種類もご用意くださいました。
(打合せでは5種類と聞いていたのですが倍に増えちゃったんですって!!笑)
@lumiereirise33 (博子先生のインスタアカウントはこちら)

会場は、奥州市の老舗フレンチレストラン、エルミタージュのシェフご夫妻がご自宅のサロンを解放してくださり、広くてオシャレな空間でした。
@ermitage1983
@yumyum.chiii

セミナー内容は、基礎のテイスティングと紅茶の選び方、おいしい紅茶の淹れ方に、フィンガーフードとペアリングもしたいし、せっかくなら簡単なティーマナーも触れて、チャイの作り方もリクエストあったし・・・と、かなり欲張って盛りだくさんにったのですが、お客様もみなさま、優しくてにこやかに楽しそうに話を聞いてくださったので、遠藤、調子に乗っていつも以上に、めちゃくちゃ喋ってしまいました・・・笑(みなさま、申し訳ありませんでした)

この日は偶然にも東北大震災があった日で、この日に初めて東北地方を訪れることになり、セミナーをさせていただくことになったので、今回の件セミナー参加費の一部も能登半島震災の義援金として寄付されます。

「雲透」のコンセプトは〝1杯の希望〟です。

空が雲に覆われても、心に雲がかかっても、雲間からこぼれてくる光をたよりに、雲の上にはちゃんと太陽が輝いている、どうか、そのことを忘れないでね・・・時間が経てば空も心もまた晴れてくる、だから「希望を見失わないで」というメッセージが込められています。

そして、辛いことや悲しいことがあった時、無理をして元気に振る舞うのではなくて、静かにゆっくりと傷が癒えるのを待ちましょう、その時に、雲透の紅茶が、そしてティータイムが役に立ってくれたらいいなと思い、「雲透」という、この名に決めました。

もうひとつ、公にしていないコンセプトというか、、あまり言ってこなかった、私の想いがあって・・・

辛いことや悲しいことの中でも特に〝大切な人を亡くしてしまった時〟〝大好きな人とお別れした時〟に、雲間からこぼれてくる雲透の光を見て、肉体がなくなって物理的には会えなくなっても、雲の上にいってしまった大切なその方が「いつも見守ってくれてるな」と思えたり、「雲の向こうと繋がってるな」と感じたり、そして、大切なその方のことを思い出しながら、静かにゆっくりティータイムを持って欲しい、そう思って、この紅茶を作りました。

デザインしてくださった近藤さんにも「お祝いごとの贈り物としてだけでなくて、仏事でも使えるようにデザインして欲しい」と最初にお願いしていました。

大好きな人とお別れをすることになった時、それが突然でも、覚悟していたとしても、誰もが「もっとこうしてあげればよかった」と強い後悔を感じたり、胸の痛みや喪失感、ぶつけどころのない憤り、深い悲しみがきっと完全に消えることはないし、ただ静かに時が癒してくれるのを待つことしかできないけれど・・・それでも、ほんの少しでも、お客様が悲しい時や辛い時、苦しい時に、寄り添ってくれる紅茶にしたかったんです

そんな〝雲透〟をこうして岩手まで、お届けすることが叶いました。とても感慨深い1日でした。まだ私にできることは少なくて小さいけれど、これから増やしていきたいなと思っています。

ひろこさん、ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。

夜は、お客様や参加できなかった方も打ち上げに来てくださって、一緒にお酒を飲み、おいしい鰻をいただきました。岩手がとても好きになりました♡次のセミナーリクエストをいただけたので、絶対にまた来たいと思います。

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紅茶のお仕事しています
@lemuriacoltd
@kumosuki_official

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