役割に生かされて
noteをはじめて4日目。
緊張と不安のドキドキから、ほんの少しずつワクワクに変わりつつある自分を微笑ましく感じます笑。
学生時代そっと書いていた日記のような、でも心のどこかで誰かに伝えたい・見つけてほしいと思っているような、不思議な気持ちです。
今日は、最近見えてきた新しい景色について…
退職して時間に余裕ができたので、今まで気づかなかったたくさんのことに心が動く毎日です。
1番は、まだまだ子どもだと思っていた娘たちが、私の想像をはるかに超えて大人になっていたという発見。
「退職したら、離れて暮らしている娘や孫のた
めに、出来る限りのことを手伝って助けてあ
げよう。」
なんて元気いっぱい思っていたはずが、とんでもない!むしろ逆…。穴があったら入りたいくらいの恥ずかしさです。
家事にしても育児にしても、知り得ている知識や考え方、生きる覚悟に至るまで、娘たちはもうとっくに私を飛び越えていました。
いつの間に?どの時点で?誰のおかげ?
こんな変容、知らなかったですけどーっ!
子どもって、親の知らないところで色んな出会いや経験、勉強をして成長しているんですね。知らぬは親ばかりなり。
こんな当たり前のことを、痛感する毎日です。
我が子の一つ一つの言葉や行動に、驚いたり感心したり尊敬したりの連続です。
こんなに心があたたかくなれるのは、神様からのご褒美かしら。
思えば長い年月、仕事と家事・育児の両立は、確かに大変でした。
上手くいかないことばかり。
頑張っているつもりなのに失敗だらけ。
あちこちで謝ったり、色んなことを諦めたり。
通勤の車の中で何度も泣いたなぁ…。
それでも何とかやってこれたのは、愛おしい娘たちの存在があったから。
人は誰もがそれぞれ役割を持って生きているのだと、聞いたことがあります。
そしてその役割に、生かされているのかもしれません。
なんとか頑張って生きたその先に、穏やかで心温まるひと時に恵まれたとしたら、それは神様からの贈り物に他ならないでしょう。
感謝しなければ。
これまで保健室で勤めている間に、たくさんの子育て相談がありました。若いママ、ベテランママ、頑固な父さん、孫の心配をするおじいちゃんおばあちゃん、時には叔母にあたる人が親身になって来室されたこともありました。
どんなに一生懸命聞いて差し上げても、私はその道のプロでも魔法使いでもないので、解決に導くなんてことはできません。
でも、終始一貫して伝えていたことがあります。
自分を信じて、我が子を信じて、希望を持って。大丈夫。大丈夫。
時に、どん底状態の保護者さんから
「何の根拠があって、大丈夫なんて言えるんで
すか!?」
と詰め寄られたこともありました。
でも数年後、多くの方々がおっしゃいます。
「あきらめずに信じてみるってことが、どれほ
ど大変だったか…。
でも、信じるしかないってこと、あるんです
ねーっ。」
そして、みなさんがおっしゃるのでした。
「子どもの姿を通して、こちらが教えられまし
た。」
と…。
誰もがそれぞれ何らかの役割を持って生きていて、その役割にまた生かされているんだなぁ…と、あらためて思います。
親も、子も。そして私自身も。
子育てって、辛いことばかりじゃないですね。その何倍もの喜びに、きっと恵まれます。
幼な子を抱えるうちの娘をはじめ、今、苦しいときを過ごす多くの人たちに、どうか幸せが訪れますように…。
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