宅建合格までの道のり 試験当日

2019年10月20日

その日、僕はとある試験を終え、自宅へと向かう電車に揺られていた。
そう、前年あと2点足りなくて不合格だった「宅地建物取引士試験」だ。

早く自宅へ帰って自己採点を始めたかった僕は、待ちきれず電車の席で答え合わせを始めた。
答え合わせといっても、ツイッターに流れてくる解答速報を見ながらといったものであるが。
問題用紙を出してゴソゴソしていたので、周囲の人に多少ジロジロ見られたが関係ない。

1問目から見ていく。
まずは、あまり自信のなかった権利関係だが・・・
おっ、合ってる。

2問目は・・・2問目も正解だ。
初めから正解していると気分がいい。
と、見ていくと、意外に正解が多い。

そうこうしているうちに、最寄り駅につき自宅へと辿り着いた。
早く帰りたかったのは、テキストなどでパンパンになったバッグを下ろしたかったのもある。
重い装備を外し、とりあえずお疲れのビールを空けた。
妻は仕事でいないから1人で乾杯。美味い。

そして、心地よい疲れと酔いが回った状態で自己採点を再開した。
その頃には、もう全ての問題の解答速報が出回っていた。

自己採点の結果・・・50問中38点だった。
何度も何度も確認した。
間違いはない。

そして、ある思いが頭をよぎった。
「これ、いけたんじゃね?」

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