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攻防ゾーン

攻防ゾーンからのエントリータイミングの話。


まずは、「下位足をメイン足として見る」というのが大事。

(「フラクタクル①」https://note.com/mako_charter/n/ndc2b20e46b03 )

たとえば1時間足を主戦場にしているなら、多くの場合30分足や15分足の状況も見ていると思う。

ただ、下位足を見る時に「`下位足の目線’で本当に見ているか」と言われれば、補足として見ている程度に過ぎないことが少なくないかもしれない。

「自分が見ているチャートの見方、ラインの引き方、MAの見方」は、主戦場にしている時間足においてはそれらを駆使して分析し試行錯誤の末ここぞというところでエントリーをしていると思う。

しかし、そのやり方、下位足ではまったくやらずに無視していないかということ。

※「15分足なんか見ている人が少ないのにラインが機能するわけない」とか「日足と分足が同じ動きをするわけない」とかそういう常識がある人は、この記事を読んでも意味がないかも。)

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揉み合っているゾーンの上下動の比率から、「これは下抜けだな」とか「ここは上に戻すぞ」とか予測がつく場合があると思う。

比率やラインの当て方はいろいろあると思うが、ここではヘソの高さで見ている。

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で、こうなる。

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拡大すると、見事に斜めラインもその上のラインも抜けてから落ちるパターン。

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ただ、そもそも赤の角度はこのチャネルを引いた時点で‘あるもの’とは自分でみなしてなかったはずで、角度は急にそこだけピンポイントで現れたりしない。

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もし赤の角度が機能するのであれば、最初からMAがその角度を作りに来ているはず。このシーンの場合であり得るのは200MAが落ちて来ていてロウソクを押し下げるような角度を作るパターン。

75MAか200MAか、どちらの角度がメインになるかでせめぎ合っている時は赤のラインが効いたりするので3点をつなげばどこでも効きそうな感じがするけれど、効いた所はMAがその時はその角度を作ったから効いたというイメージ。

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エントリー部分を拡大・・・いや拡大とかではなくて、下位足を主戦場としている人達と同じテンションで自分の理屈を当てたら、めっちゃ対称が成立して絶好の買いどころだったりする。

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別の言い方で確認すると「下位足もチェック」とかではなくて、下位足を下位足ではなくメインの時間軸としてそのチャートでトレードをするつもりでラインを引くと、完全に上げるゾーンだったりする。

また、忘れがちなのがこの角度。ずっと意識されてきている・・・というか、三尊の右肩を作り続けている逆方向の支配角度、下りで止められた場合はほぼこのライン。逆方向チャネルの等幅だったり節目だったりする。

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いや、逆方向の支配角度を突破するためにMAが巻いて1つずつクリアしていっているイメージ。

1回目の記事でも載せた、この格子状のイメージ

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MAしだいでは逆方向の対称が成立したところで反発する。

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緑のラインをブレイクした時に75MAが巻いて押し出したのでなければ、緑のラインはこの場面においては意識されていないとみなす。

また、あえてMAだけを根拠にすると、下抜けは濃厚だとしてもこういうタイミングからいきなり落ちるか?という感じ。25MAはヒョロヒョロ、75MAは横向き。200MAは追いついていない。

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落ちる=攻防を突破するならこういう軌道。丸まっているのが大事。

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丸まらずに突っ切る時もあるが、そういう時はそもそもこの角度では攻防しなくて、元からもっと急角度のチャネルに値が乗っている。


上下反転で見ると、?のところからは急に上に伸びないなと気づいたり。。。

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「チャートはフラクタルである」「ラインは元からチャート上に走っている」ということはイメージ上は理解できていても、リアルタイムで行動に落とし込めているか? と今一度自分に問うてみたら、意識できていないミスが炙り出せるかもしれない。


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