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noteが合わない気がしたから個人サイトを作ってみた、ということをnoteに書きにきた

※この記事を読んでも個人サイトの作り方はわかりません。


私にはnoteは早かったかもしれない

 私がnoteを始めた理由は単純明快。周りの友人らがやっていたからというだけである。元々はROM専だったのが、ここは一念発起して大衆に見せることを意識して文章を書いてみようと思ったわけだ。仕様もオシャレでテンションが上がった。
 直接ここに書き込むか、メモアプリで書いたものをコピペするかには恐らく派閥があるのだろうが、文章を書きながらエディットしていく方が効率が良さそうだと思い直接noteに文字を打ち込み始めた。
 ──そして気づく。私には文章を書く能力がない。そもそも私という人間にコンテンツ力がないばかりか、他人様に見せられるくらいに体裁の整った文を綴る力がない。
 他人に見られることを意識して文章を書くと、必然的に少しでも実のある内容にしようと肩肘張ってしまう。肩肘張った結果があれかよ、というご指摘が飛ぶのが手に取るようにわかる。

何がしたいのか、そのための手段は何か

私がやりたかったこと】

  1. 日常生活でふと考えたこと、それをある程度脳内で掘り下げてみた結果をどこかに書き残す

  2. 自分の居場所だと思えるホームを作る

  3. あわよくば他人に見られたい、もっとあわよくば感想が貰えないかなとか思ったりして

【noteが合わないと感じた理由】

  1. 自分は他人の目を気にする人だった

  2. noteという場は恐らく中身のある文章を求めている人が多いのだなと悟った

 私には中身のない文しか書けない。
 別の居場所を探すかー、と試みる。

 以下、お引越し先の候補に挙がったものを記す。

①pixiv

 皆さんご存知、pixivさんである。
 二次創作用の別アカウントで小説を投稿しているため仕様にも慣れている。ジャンル人気効果なのは理解していても、usersタグが付くと嬉しい。

 ただ、たぶんつらつら思ったことだけを書き連ねた駄文を流すにはnoteよりも厳しい環境だろう。750文字くらいの、ツイートの返信で繋げるには長く文章と身構えて開くには短い程度の文章を気軽に落とせる場所を探しているのだ。支部で3桁連投は最悪検索妨害になりかねない。

②privatter

 こちらもかつて使っていたことがあるため仕様は一通り理解している。当時はTwitter連携で使っていたのだが、privatter+になってから連携させずに利用できるようになったらしい。
 至ってシンプル。かつて使っていた時のように、ずらりと自分の書いたものが並んでいくのは気分がいい。
 とりあえずここに落ち着こうか、と考えた時。

③占いツクール

 正気か?? ……一応正気である。かつて(このかつては上2つのかつてよりもかつて)使っていた時の楽しさを思い出し、フラッと頭をよぎったのだ。
 ……あれ? 私が居た頃よりずっとオシャレになってないか?
 ここで私はCSSなる概念に出会う。共テの情報6割の私にはさっぱりなのだが、恐らくページの見た目を変えるためのコード的な何かなのだろう。デフォルト以外のフォントを導入したり、評価欄に使われるマークを変えることもできるようだった。
 CSS……なるほど、世の中には私の知らない世界がたくさんあるのだな。面白そうだ。ここはひとつ、占ツクに回帰をキメてCSSを勉強していじってみるのも悪くないかも……。

 そんなことを思っている時に降ってきたのが、

④個人サイト

 という選択肢だった。
 単純な話だが、占ツクの空気に触れたことを皮切りに昔運営していた個人サイト(※母の影響)の存在を思い出したのである。そういえばCSSって前にも聞いたことあった、そして挫折したな、なんて振り返る。

 今なら私にもやれるんじゃないか? CSS。

 息を呑んで、昔作って放置していた世界にアクセスする。オリジナル小説載せてるだけで英数字3文字とかイキってんじゃないよ。てか英字数字どっちだよ。文句を言いつつクッションページを抜けると、トップページのinfoに中央揃えで

最上階に君が一人
揺れる影が ずっと ずっと
「ずっと、僕らの愛はもう
 見つかりはしないでしょう」

透明エレジー/N-buna様

 あかん。
 これはあかん。

 そこからあの𝐖𝐨𝐫𝐥𝐝 𝐨𝐟 𝐁𝐥𝐚𝐜𝐤 𝐇𝐢𝐬𝐭𝐨𝐫𝐲に還る気力も湧かず、どうしたものかと考えあぐねていたのだが。心機一転新設するか、と決めたのである。

どこのサーバーをお借りするか

 個人サイトを新設するとなると、基本的にはどこかからサーバーをお借りすることになるだろう。以下、サーバー選びの過程を簡単に記す(結果的にnanoに辿り着いている)。
 私は浪人の分際であるし、無課金で使えることを大前提に選定を始めた。ロリポップ!様、さくら様、Which Server様なども気になったのだが、今回は有償のところは度外視だ。

①フォレストページ+

 言わずと知れたフォレスト様である。私が過去に運営していたサイトはフォレストページ+の前身である無印で作ったものであった(ので、8月に消えゆく運命である)。
 フォレストで個人サイト二世を立ち上げる選択肢はもちろんありよりのありだったのだが……、個人サイト作成指南に「自由度が低い」という記載を見つけ、せっかくならゴリゴリにCSSを書いてカスタマイズするぞ! という勢いであった私は一旦他を見てみることにした。

②ALICE+

 昔苦手な創作者様がALICE+でサイトを運営してらしたなぁ、という非常に個人的な理由で選択肢から消えた。

③Star Server Free

 cremuの個人サイトトピで情報収集をした結果、無料で自由度の高いサーバーとしてStar Server Free様が挙げられていることを知った。
 容量としても字書きをやる分にはそこまで気にせずに済むようだし、2GBのプランで開始。

 よく分からないがWordPressなるものを導入すればよいのか? HTMLはどこでいじればいいのだ? コードは? というかコードってどう書くんだ? 私の指定する色はどうしてドブ川の色にしかならんのだ? 私にデザインセンスなんてないが?

 ……わからん。

 まったくわからん!!

 たぶん、この時の私は、本屋で教本か何かを買ってから取り掛かるべきものに裸足で迷い込んでしまった状態だったのであろう。
 占ツク民ですらできるのだから今の自分ならCSSでもHTMLでもいじれるに決まっているという根拠のない傲慢が悲劇を産んだのだ。
 私は撤退した。自分の力不足を思い知ったのである。

幕間〜テンプレという存在〜

 いや無理なんですけど。私はそう開き直り、苦しい現実に腹を立て、母に一連の流れを愚痴るに至った。そこでテンプレートなる存在を知ることになる。
 どうやら、サイト運営者は誰でも彼でもCSSやHTMLをいじれる必要があるわけではないらしい。書ける方が作った雛形を導入することで、一発で見栄えのするサイトを作ることができるとか。
 それを頭に入れた上で再びcremuを巡回すると、「今でも可愛いテンプレが揃っているのはナノ」といったコメントにぶち当たった。

④ナノ

 ナノにはテンプレが豊富、というのは聞いた通りで、コピペだけでそれっぽいサイトが作れてしまった。
 自分でCSSやHTMLを書くという目標は下方修正し、「テンプレートに手を加えて自分好みに改造する」くらいを目指すことにした。テンプレのHTML部分の何が何を指しているか同定し、一つずついじって変化を確かめる。牛の歩みだが、私は確かに今までできなかったことをやっている! フォントをインポートし、懐かしの「色反転で読める」文章を作った。

 そんなこんなでできたサイトは、別に世界に広く開陳するつもりもなく、知り合いしか見ないであろうTwitterの鍵垢のURL欄に貼ってあるのみである。
 とりあえず暫くはここを私のお城としようと思う。

 個人サイトに文章を上げたところで恐らく私しか読まないので、誰かに読ませることを想定した文章が書き上がった暁にはヌルッとnoteに浮上するだろう。
 あらゆる媒体にそれぞれの良さがあるというやつだ。


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