Bubble開発者が感じるノーコードが変化させる未来
このNoteでは私がBubbleを使ってサービス開発をしていく中で感じた、気づきについて共有していきたと思います。
「これからBubbleなどのノーコードを使ったサービス開発にチャレンジしてみたい!」という方は必見の内容となっております。
私について
内容に入る前に軽く私の自己紹介をさせてください。
私は現在社会人2年目を迎えたグローバル企業で企画職をしている人間です。Bubbleというノーコードに初めて出会ったのは、社会人デビュー直前の2020年2月です。
当時は「ノーコードがこれから主流になるかもしれない」という期待がTwitter・Youtubeをはじめ広がっていたので、「面白そうだし会員登録でもしてみるか」と軽い気持ちでスタートしたがきっかけです。
その時期に作ろうとしていたサービスは、Fringeという会社が提供しているユニポスという「従業員同士が感謝を伝えあうサービス」を完全にパクったサービスだったのですが、結局はモチベーションが続かずに辞めることになりました。
ちなみに、このもろパクリだったサービスの名前は「Gratus」というラテン語で感謝を伝える意味を引用したもので、振り返ってみると、このサービスの良かったところは「名前だけ」だったと思います。
その後、「何かを作りたい」というモチベーションはサービスからブログへと遷移していき、マコプレスという就活生向けのサイトを2020年はメインで動かしていきました。(現在月6000PVほど)
そして、「ブログもそろそろ飽きてきたなぁ」、「なんかサービス作ってみたなぁ」という思いが再熱し、再びBubbleに手を出したのが2021年2月になります。ちょうど、1年後の再チャレンジとなったわけです。
しかし、1年後の私には以前挫折した経験を踏まえて、
「絶対にゼロイチでは開発しない」
と心に決めていました。
Bubbleには下記のように豊富なテンプレートが存在します。したがって、1からサービスデザインを設計する必要など全くないのです。下記のようなテンプレートの多くは無料で使えるので、誰でも簡単にスタートすることができます。
そして、私は2021年レディットという米国で人気のSNSがある意味で注目を集めていたので、このレディットというサービスと類似するテンプレートを購入してBubbleでの開発をスタートしました。
このテンプレートを使うために、当時の値段で日本円で12000円も掛かりましたが、お金をかけなければ去年と同様に挫折すると確信し購入を決めました。
そして3ヶ月後、このテンプレートをベースにヨリアイというサービスを開発することに成功しました。
下記のヨリアイのサービス画像を見ていただければわかると思いますが、ほとんど同じサービス設計です。
ただ、細かい導線を組み込んでいくためにはある程度の時間が求められるため、そして社会人生活との両立という観点で3ヶ月近く時間を要しました。
学生・フリーターの方であれば1ヶ月もあればそれなりのサービスが作れるはずです。
以上が私の簡単な自己紹介とBubbleと出会った経緯とこれまでになります。
では、本題に移っていきます。
(Noteに値段をつけておりますが、無料で全て読むことができます)
ノーコードが変化させる未来
私はBubbleを含めノーコードが変化させる未来というテーマで説を述べていきたいのですが、私は下記の3つの変化がノーコードによっておそらく加速度的に変化していくと思っております。
・誰でもサービスのモックアップが簡単に作れる
・個人がウェブサービスを運営する時代が到来する
・0から1にするスキルがより重要視させるようになる
では、詳しく解説していきます。
誰でもサービスのモックアップが簡単に作れる
そもそも、ウェブサービスの開発におけるモックアップとは、直訳すると「実物大の模型」を指し、サービスの特徴やワークフローなどを簡単に示すサンプルになります。
一般的なウェブ開発では、本格的なウェブ開発がスタートするまではこのモックアップをもとに機能の検討などが行われ、関係者などが最終合意が取られた後に開発は始まります。
Bubbleの開発をしていて思ったのが、このBubbleでの開発がある種のモックアップになっているということです。
Bubbleでの開発はエンジニアでない人間でも簡単に習得することができるため、エンジニアに最終的にお願いするまでのモックアップになるのではないかと思います。
また、BubbleにはフェイスブックやGoogleとのAPI連携も簡単に行えますので、非常にライブ環境に近いモックを作り上げることができます。
加えて言うならば、このBubbleのライブ環境でテストマーケティングをしてニーズ検証が取れた上でエンジニアへ発注するなど、スモールスタートが非常に行いやすいです。テストマーケをするまでの過程では、基本的に料金はかからないので、これからサービス開発をした人にはうってつけだと思います。
個人がウェブサービスを運営する時代が到来する
誰でも簡単にサービスが作れるようになると、これまでまとまった人数が必要だったサービス運営も個人で行える時代がやってくると思います。
Webサービスを小規模ユーザーで運営していくのであれば、個人でも十分に実現できるでしょう。個人がワードプレスで簡単にサイトを作って飯を食っているのと同様に、誰もが簡単にサービスを開発する時代がやってくるはずです。
個人がノーコードでの開発を無料で行い、ユーザー数がある程度まで伸びてきたら既存サービスで得たキャッシュをもとに本格的なサービス開発をするというプロセスが主流になってくると思います。既存のプロセスよりも確実にリスクを抑えることができるためです。
0から1にするスキルがより重要視させるようになる
0から1にするスキルがより重要視させるようになるとは、仮にノーコードが主流となり誰でも手軽にサービス設計をすることができるようになる未来が到来すると、作ったアイディアをグロースするスキルの重要性が増すでしょう。
誰でも簡単にアイディアを考えてモックアップまで実装させることができる世界線においてアイディアのベース、いわゆる0を定義する作業の価値は今よりも低下します。
今後は、サービスがグロースしていくまでの戦略を描けたり、そもそも個人のフォロワーが多い人などの価値が増していくでしょう。全員が似たようなサービスを作った時に、ユーザーは信用のある(ありそうな)製作者のサービスを選好しようとするためです。
以上がBubble開発をしていたときに感じた気づきになります。
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