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日本の”ヘルシー”は疑わしい?栄養学的に「?」なフード3選

私が看護師/分子栄養学カウンセラーとして
栄養指導をする上で、

・自分では選ばなくなった食品
・お客様にはあえてすすめない食品

をお伝えします。


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1.豆乳

植物には、”反栄養素”といわれる
外敵から身を守るための毒素が存在します。

豆の場合、浸水させたり、発酵させることによって量を減らすことができますが、

豆乳はその要件をクリアしておらず、
摂りすぎは栄養の吸収を阻害する可能性があります。

(トリプシンインヒビターには蛋白質の分解を阻害する働きがあり、加熱すると無くなるという記事もありますが、私は発酵させた場合のみ取り除けるという認識です。ちなみにレクチンは加熱すれば無くなります。)

また、
「ホルモンバランスを整えるために豆乳を飲みましょう!」と指導される方がいますが、

むしろ摂りすぎはホルモンバランスを乱すリスクがあり、適正量が分からないのに毎日飲むのはおすすめしません。

海外では「Soyフリー」の商品も有るくらい。

特に、市販のフレーバー付きの豆乳飲料は
添加物が多くデメリットの方が大きい。

あくまで「美味しいから飲む」ものであって、
健康のためにせっせと飲むのはもったいないと思います。

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2.ドライフルーツ

ひとつは、フルーツの糖である”果糖”は
中性脂肪になりやすい点。

フォアグラ(脂肪肝)は、ドライフルーツを餌として大量に与えることで育てていました。

また砂糖、着色料・保存料などの添加物が使われていることも多いので、裏面をみて無添加のものを選びましょう。

量や質に注意すれば問題ないかなとは思いつつも、
個人的にはそこまで好きじゃないので(笑)
わざわざとらなくなった食品です。

ネットで検索すると、
・栄養素が凝縮している
・肥満防止に効果的!
などと書かれていますが、

決してドライフルーツを食べたからといって、
健康になれるわけではないです。


市販のスナック菓子を食べるくらいなら、
ドライフルーツの方がマシかもね、
くらいの感じです。

それをわざわざ買ってヨーグルトやシリアルに入れてたのは・・・
はい、私です(笑)

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3.ナッツ類

食事指導を受けられるお客様の中にも、
ナッツを食べてる方けっこういらっしゃいます。

小腹が空いた時によい、低糖質でヘルシー
そんなイメージでしょうか。

私もかつては常備していましたが、
今は買わなくなりました。

まず、種子類は消化不良を起こしやすく
よくよく咀嚼する必要があります。
一日一袋とか食べてたらとり過ぎです。

ナッツに限ったことではないですが、
(穀物やドライフルーツも同様)
外国産のものはカビ毒のリスクもあります。

アーモンドやピーナッツは、ナッツ類の中でも
アフラトキシンというカビの汚染が多く報告されています。

種子には油分があるので、
長期保管による酸化リスクもあります。

大袋ではなく、小袋になったものを早めに食べ切るようにしましょう。

ビタミンEなど栄養素のよい面が
ピックアップされがちですが、

メリットデメリットある中で、
わざわざナッツからビタミンEを摂取しなくてもいいのでは、と私は思います。

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そもそも、
日本の「ヘルシー」の定義はめちゃめちゃ曖昧です。

チーズ乗ったピザでさえ
「ヘルシー」とか書いててもう訳わからんのですw
.

さて、
栄養学的「?」フードをご紹介しましたが、

私が言いたいのは、食べるのをやめて!
ということではなく、
知らないで選ぶのはもったいないということ。

“何となく体に良さそう”なイメージが
染みついている食品が、
本当にそうなのか?

関心を寄せてみるのは大事だと思うので、
一つのきっかけになればと思います。

こういうことを書くと、
「豆乳でお菓子は作らない方がいいですか?」
となってしまう人がいるのですが、
(はい、これも昔の私)

お菓子に少しくらい使っても何の問題もないし、
冬に豆乳鍋だって食べたい!笑

知識があるということは、
選択肢が広がることでもあります。

自分にとって、
心地よい選択ができるのが一番だと思います♪

最後までお読みいただきありがとうございました。
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10年間、大学病院の消化器外科/内科に勤務後、
分子栄養学に出会い、自身の不調を食事で改善した経験から、
不調は食事と栄養で改善できると知り、
現役ナース&栄養カウンセラーとして
活動しています。

自分の身体の「取り扱い方📝」が分かるだけで
人生はぐんと生きやすくなります。

今後も
「ナースの心とからだの健康を整える」
「今よりもっと自分らしく活きる」
ための情報発信をしていきます。

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