英語は話せたらいいけれど

 英語は話せたらいいに決まっている。英語は嫌いではなかった。むしろ得意科目だった。私は海外旅行を英語でなんとか行けるレベルである。大学の時のトイックはほぼノー勉で700後半だったような。もう忘れてしまったけれど。会社で接客していると外国の方がよく来られる。英語がうまく聞き取れ、言いたい事をうまく言えたらいいのになぁと歯がゆい思いをすることも多い。でも、英会話でも習って英語のスキルを向上させたい!とはあまり思わない。休みが少ないのもある。月2の書道教室でいっぱいいっぱいだ。
それでも、家で英語のリスニングをしよう!とかも思わない。
 英語圏に旅行に行くなら、海外旅行に行くなら話は別である。声を大にして言いたい。ここは日本である。日本語が第一言語である。英語が通じて当たり前と思わないでほしい。英語を使うのはあくまでこちら側の好意と分かってほしい。接客していてムカッとすることがある。はなから日本語を話す気のない外国人旅行客である。せめてすみませんとありがとうぐらいは日本語を使わない!?と思う。あの話せて当然よね!?なんで下手なの!?みたいな態度は心底嫌になる。まだ韓国語で通す韓国のおばちゃんの方がましである。韓国のおばちゃんは一言二言韓国語で応対するだけですごく喜ぶ。
でも、一部の欧米系の観光客にはそれがない。これが私が英語をこれ以上
今のところ学ぼうと思わない理由である。こちらが英語が少し話せると分かればつけあがるのではと思ってしまう。
 接客していて一番感じが良いのは、たどたどしくても日本語を使おうとする努力を見せる方である。特に老若男女問わず台湾の方に顕著にみられる。
私が台湾の方に親しみを覚える理由である。
 来年の2月に台湾へ行く。400万円たまったらもう一度台湾へ行く。今は台湾華語を勉強中である。台湾華語を少しわかったら中国の中朝国境の町 丹東でもどうにかなるのでは?と考えている。それまでにハングルにもう一度挑戦したい。ほかに行ってみたい国、イランはペルシャ語の世界であるし、
モンゴルはモンゴル語、あるいはロシア語がある一定の年代より上は通じるらしい。この辺は中央アジアと同じである。
 その国の言葉を話すと現地の人々にウケるのは万国共通だと思う。ウズベキスタンで第2外国語で習った超片言のロシア語でも現地の人は必死に聞いてくれたし、上手とほめてくれた。逆に接客をしている時に、台湾の人に
一路順風というだけですごく喜んでくれる。
 世界は日本にいると英語さえ話せればグローバル人材感がある。確かに
英語を話せるととっても便利で一部の人には話せて当然なのかもしれない。
けれど、世界は英語だけじゃないと思う。ペルシャ語を学べば、イランに興味を持てば、いかにいわゆる欧米の西側諸国が横暴であるかがわかる。イスラム諸国のアンチイスラエルは半端ないものがある。
 とにかく英語が世界の主人公!みたいな顔をしすぎているところに最近もやっとする。皆さんの意見も聞いてみたいな~😊

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