2024年。「明るい不毛地帯」を歩む私たち。【書評:不毛地帯】
こんにちは。まきたけと申します。
先日、約50年前に書かれた名作、『不毛地帯』を読み終えました。
今年26歳でギリギリZ世代の私にとって、この物語は
生きづらい世の中を生きるための一種の処方箋のように感じられました。
色々と考えたことを綴ろうと思います。
1.『不毛地帯』作品概要『不毛地帯』は、太平洋戦争中に日本陸軍参謀として戦争遂行にあたり、敗戦後、11年に及ぶ過酷なシベリア抑留を経て商社マンに転身した壱岐正(いき ただし)の生きざまを通して、戦後日本が挑む経済戦争を描き