『ヴィヨンの妻』太宰治
太宰治の作品はこれまで、あまり読んでいませんでした。
代表作『人間失格』を中学2年時に読み、文から滲み出る暗さに衝撃を受けました。
その当時の感性では理解できないものがあり、
本棚の奥にしまい込んだ記憶があります。
それからというもの、
太宰の作品=陰湿
という固定観念ができてしまい太宰の作品は遠ざけてきました。
それから時が経ち21歳になったほんの数日前。
太宰治の『ヴィヨンの妻』を帰省するバスの中で読みました。たまたま下宿先にあって文量もちょうど良さそうだったので。本