まきたけ

「すき」を伝えて人生を動かす。 をテーマに、26歳・ギリギリZ世代の私が、 コンテンツ…

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「すき」を伝えて人生を動かす。 をテーマに、26歳・ギリギリZ世代の私が、 コンテンツの紹介を通して新しい気づきを与えられるような発信を目指します。

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「すき」を伝えて人生を動かす。

「すき」を伝えて人生を動かす。 これが僕が生きる理由である。 自分がすきなものの魅力を伝え、 いま社会で必要とされているものと接続して、 価値転倒をおこす。 化学反応を起こす。 そして誰かの人生が、大きく変わるようなきっかけを与えたい。 そう思いながら、noteを更新していきます。

    • 【フォトログ】『新平家物語』吉川英治

      • 星子選手さすがの優勝。【スポーツ評:令和6年度全国警察剣道選手権大会】

        今回は2024年9月3日に行われた、 全国警察剣道選手権の男子の部をレビューしたいと思います。 詳細は、下記レッツ剣道さんのホームページをご覧ください。 ※私は大会を現地で観戦したわけではなく、レッツ剣道さんの動画を鑑賞しレビューします。本記事には、レッツ剣道さんが撮影された動画・画像も掲載させていただいております。 レッツ剣道さんは数々の大会を取材されており、そのレビューや動画には日頃より大変楽しませていただいております。 この場を借りてお礼申し上げます。 1.全国警察

        • 山口一郎さんのライブ配信を見て、SNSはもっと一方通行で良いと思った話【僕の考えたこと】

          最近、人気ロックバンド「サカナクション」のボーカル 山口一郎さんのYoutubeライブ配信を継続して視聴している。 僕は熱狂的なサカナクションファンというわけではない。 が、「夜の踊り子」が名古屋モード学園のCMソングに起用されてよりこちら、彼らの様々な音楽手法でのアプローチや、斬新なライブ演出等がファンを魅了しており、ここ約10年間において日本の音楽シーンを牽引してきたグループであるということは認識している。 そのサカナクションのボーカルの山口さんが不定期で Youtu

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          「風の音にぞ驚かれぬる」1000年の時を超える、古と接続する【僕の考えたこと】

          今日朝起きて、窓をあけた瞬間、さわやかな風が頬を撫でた。 僕の一番好きな短歌である。 作者は平安時代前期の歌人で、三十六歌仙の一人にも称されている藤原敏行。平安時代前期に勅撰和歌集として編まれた『古今和歌集』に収められているうちの一首である。 現代語訳:「秋が来たと、目にははっきりとは見えないけれど、爽やかな風の音で(秋の訪れに)はっと気付かされたことです。」 今年も秋が来た。季節の変わり目ははっきりと決まってはいないのだけれど、感じることはできる。 僕は毎年、この瞬間

          「風の音にぞ驚かれぬる」1000年の時を超える、古と接続する【僕の考えたこと】

          『ボストン1947』に、夢破れた「いだてん」の姿を見た【映画評:ボストン1947】

          こんにちは。 『ソウルの春』圧倒されて以来、 韓国映画にハマってしまいまして…….. こちらの作品を鑑賞してきました。 どうやら賛否両論ある作品になるそうですが、 純粋に面白かった、(あまり言いたくないですが、終盤は涙が止まりませんでした……)ので、レビューしていこうと思います。 ※今回もネタバレありで綴っていきます。 1.『ボストン1947』概要2024年8月30日日本公開の韓国映画。 概要は下記。 本作は1947年当時の情景やマラソンシーンを、VFXを多用して 臨場

          『ボストン1947』に、夢破れた「いだてん」の姿を見た【映画評:ボストン1947】

          『麒麟がくる』明智光秀の抱いた理想と現実【ドラマ評:大河ドラマ麒麟がくる①】

          こんにちは。 今回は、2020年放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』を紹介します。 後にも詳しく書きますが、このドラマは、 様々な事象や想いがメタファーとなって複雑に折り重なり、 ダイナミズムを形成している そんな場面が随所にみられる名作です。 (私のドラマオールタイムベストです。) それが良く表れた場面を紹介します。 1.『麒麟がくる』概要『麒麟がくる』は2020年放送のNHK大河ドラマ。 概要は下記。 2.場面紹介 第22話 今回紹介するのは、第22話「京よりの

          『麒麟がくる』明智光秀の抱いた理想と現実【ドラマ評:大河ドラマ麒麟がくる①】

          予備知識ゼロで『ソウルの春』を鑑賞し、だまされろ!【映画評:ソウルの春】

          こんにちは。 本記事に目を止めて下さりありがとうございます。 まず最初に、皆さまに注意事項がございます。 本記事は、映画『ソウルの春』のレビュー記事になるのですが、 題名にて「予備知識ゼロで鑑賞」を勧めておきながら、 以下ネタバレ全開記事となっています。 本記事に興味をもっていただいて、大変、たいへん有難いのですが、 まだ鑑賞されていない方は、「この映画は予備知識ゼロで見る事こそ至高」 という情報だけをインプットいただき、 映画館へ急いでぐことをおススメいたします…….

          予備知識ゼロで『ソウルの春』を鑑賞し、だまされろ!【映画評:ソウルの春】

          2024年。「明るい不毛地帯」を歩む私たち。【書評:不毛地帯】

          こんにちは。まきたけと申します。 先日、約50年前に書かれた名作、『不毛地帯』を読み終えました。 今年26歳でギリギリZ世代の私にとって、この物語は 生きづらい世の中を生きるための一種の処方箋のように感じられました。 色々と考えたことを綴ろうと思います。 1.『不毛地帯』作品概要『不毛地帯』は、太平洋戦争中に日本陸軍参謀として戦争遂行にあたり、敗戦後、11年に及ぶ過酷なシベリア抑留を経て商社マンに転身した壱岐正(いき ただし)の生きざまを通して、戦後日本が挑む経済戦争を描き

          2024年。「明るい不毛地帯」を歩む私たち。【書評:不毛地帯】

          【フォトログ】『偸盗』芥川龍之介

          誰がこの児の親であろう― 阿濃(あこぎ)は、この時、唄をうたいながら、遠い所を見るような眼をして、蚊に刺されるのも知らずに、現ながらに夢を見た。 人間の苦しみを忘れた、しかもまた人間の苦しみに色づけられた、うつくしい、傷ましい夢である。(涙の知らないものの見る事ができる夢ではない。) そこでは、一切の悪が、根底を払って、消えてしまう。が、人間の悲しみだけは、—空をみたしている月の光のように、大きな人間の悲しみだけは、やはり厳かに残っている。・・・・

          【フォトログ】『偸盗』芥川龍之介

          芥川龍之介

          あなたは「この作家の書いたのもを全て読まなければ」といった使命感にも似た感情を抱いたことがお有りだろうか? 芥川龍之介 僕はこの作家にそれを抱いている。 名前だけは知っていて授業で羅生門や杜子春を一通り読んだ程度の知識 それがひょんなことから1年ほど前、『或る阿呆の一生』を手に取り読み始めた。或る阿呆とはどんな人物か、純粋な興味からだった。 『或る阿呆の一生』は物語ではなく、芥川の自伝的なもので死ぬ間際に書かれたらしい。自分の人生を回顧して書いたのではなかろうか。そ

          芥川龍之介

          『ヴィヨンの妻』太宰治 

          太宰治の作品はこれまで、あまり読んでいませんでした。 代表作『人間失格』を中学2年時に読み、文から滲み出る暗さに衝撃を受けました。 その当時の感性では理解できないものがあり、 本棚の奥にしまい込んだ記憶があります。 それからというもの、 太宰の作品=陰湿 という固定観念ができてしまい太宰の作品は遠ざけてきました。 それから時が経ち21歳になったほんの数日前。 太宰治の『ヴィヨンの妻』を帰省するバスの中で読みました。たまたま下宿先にあって文量もちょうど良さそうだったので。本

          『ヴィヨンの妻』太宰治