5.高校デビュー

おとなしくて自分の意見も言えない、
他人の顔色ばかり伺ってずっといい子だった私が
自分のやりたい事を見つけ、本当の笑顔を取り戻すまでのストーリー。

続きです。
途中の方は私のSTORY 1話目から読んで下さいね(*´꒳`*)


祖母や親戚に言われるまま、近くの高校に入ると

幼馴染とも数人の仲のいい友達とも離れ
これは頑張って新しい友達を作るしかない、と

おとなしい自分を返上しようと

沢山の人に
笑顔で挨拶をする事を始めました。


それまで男子とはほとんど話した事もなかったけど
挨拶ぐらいなら出来る!

一緒に帰る女友達も出来て
片想いだけど好きな先輩も出来て
高校生活って楽しい!
そう思い始めた頃


学年を仕切っている、同じ部活の女の子達からの
嫌がらせが始まりました。


その子達は先生も泣かせて教室から追い出しちゃうような子達で

それからクラスの女子全員からの無視は
クラスが変わるまでずっと続きました。


高校デビュー
やり◯ん
男を取っ替え引っ替えしてるんだって
他人の男を取ったらしい…


色んな噂を流されて

男子からも
「いくらでやらせてくれんの?」
なんて言われたり。


高校デビューは認めるけど、
それ以外は
フォークダンス以外で男子と手を繋いだ事すらないのに…

毎日周りから変な目で見られてコソコソ言われるのは
本当に辛かった。


でも、
クラス替えをして
「どんな嫌な奴かと思ってたけど、話してみたら、噂とは全然違ってビックリした〜♡」
と言ってくれる女友達が出来て

その子の友達はみんな、
噂じゃなく、そのままの私を見てくれて
やっと安心できる場所を見つけられました。


部活も変え、無視をしていた子達とは関わらなくなっていたけど

まだ心には重い物を抱えていて

言われたから言い返す事も
やったらあの子達と同じになっちゃう、と
誰にも言えなかった思い。


それが
その時の仲間に
「まき、泣きたい時は泣いてもいいんだよ」

そう言われた時
涙がボロボロ溢れてきて

初めて、

人前でも泣いてもいいんだ
涙を我慢しなくていいんだ、と

思えました。


幼稚園の頃から
涙をこらえるのは癖になっていた。
泣いたらダメだと思ってた。

でも、いいんだ。
泣いてもいいんだ。

続きます。

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