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横浜DeNAベイスターズ戦力分析【投手編1】

今回戦力分析(投手)をまとめるにあたり、4段階に分けて考察していく。以下はその分析評価の指標である。
S:エース級ピッチャー
A:ローテーションに加わる可能性が大
B:ローテーションに定着することが目標
C:ローテーションチャレンジャー
また細かい分析評価は+、-で区別する。
まずは先発投手、かつ分析評価がA以上のピッチャーから見ていこう。

主力級選手

トレバー・バウアー(分析評価:S)

T.バウアー氏

何といっても今年の大目玉はトレバー・バウアー選手である。NPB史上2人目となるサイ・ヤング賞受賞プレイヤーであるため、やはりプロ野球ファンの関心は高い。詳しいバウアー選手の記事は以下にまとめているので、お時間があればご覧ください!

メジャー通算成績83勝、2020年にはサイ・ヤング賞を獲得。
会見でも「私としては大きな影響はないかなと思ってますし、ボールの動きもあまり変わらないかなと今のところ感じている」と発言している。 
個人的にも日本のプロ野球に適応することができるかは少し不安だが、本来の実力を発揮することができれば二桁勝利は固いのではないだろうか。
過去の成績から今回は分析評価をSとした。
【2023年度期待する成績】
13勝7敗 防御率2.50  奪三振率2.30

今永昇太(分析評価:S)

【2022年度成績】
11勝4敗 防御率2.26  奪三振率8.27
WBCでは決勝戦で日本代表の先発投手としてマウンドに上がった。間違いなくNPBの左腕としてはトップ級。ストレートの回転数は2678とメジャートップ。来季中に国内フリーエージェント(FA)権を取得する予定。DeNAの不動のエースとして日本一を目指す上で彼なしでは語れないだろう。
【2023年度期待する成績】
15勝6敗 防御率1.80  奪三振率9.00

大貫晋一(分析評価:S )

【2022年度成績】
11勝8敗 防御率2.77  奪三振率7.77
別名「ハマの豆苗」。右三角筋後部繊維肉離れでオープン戦を離れていたが、24日2軍戦で3回無失点。おそらく開幕ローテーションには入れるだろう。ストレートで押し込み、多彩な変化球を多彩に投げ分けゴロを量産できるのが強み。しかし2022年度ではセリーグ奪三振ランキング9位と三振も取ることができる。右のエースとしての活躍が期待される。
【2023年度期待する成績】
13勝6敗 防御率2.50 奪三振率8.50

石田健大(分析評価:A)

【2022年度成績】
7勝4敗 防御率2.95  奪三振率7.43
開幕投手内定。自身3度目の開幕投手に任命された。ラミレス監督時代にはセットアッパーとして活躍していたことからメンタルは強い方である。
昨季も先発投手に再転向し、7勝をマーク。24日の西武戦では6回1失点で勝利。
【2023年度期待する成績】
8勝3敗 防御率2.50  奪三振率8.00

濱口遥大(分析評価:A)

【2022年度成績】
8勝7敗 防御率3.36  奪三振率7.05
22日オープン戦では5回無失点の快投。しかし14日は5回4失点と制球を乱した。自身の課題である立ち上がりに14日では4失点。シーズン中もこの課題に対してどのように対応していくかが見どころである。オフに米国で流行りの新球種「スイーパー」を会得。今年は二桁勝利を目指してほしい。
【2023年度期待する成績】
10勝5敗 防御率3.10  奪三振率

平良拳太郎(分析評価:A-)

【2020年度成績】
4勝6敗 防御率2.27 奪三振率7.02
トルネード気味の変則サイドスローピッチャー。変化球を四隅に低く投げ込みゴロを量産することができるピッチングが特徴。オープン戦では2登板して1勝0敗、防御率1.80。チーム内でもかなり安定している。個人的にも今年は飛躍の年にしてもらいたい。
【2023年度期待する成績】
8勝4敗 防御率2.10  奪三振率8.00

笠原祥太郎(分析評価:A-)

【2022年度成績】
1勝2敗 防御率5.29  奪三振率4.24
オープン戦での安定感のあるピッチングから三浦大輔監督から「合格」を得て、開幕ローテーション確約。齋藤隆チーフ投手コーチからも「素晴らしい安定感」とかなり評価は高い。現役ドラフトで中日から獲得。19年には開幕投手も務めた実力。
【2023年度期待する成績】
7勝3敗 防御率3.10  奪三振率6.50

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