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史上最強De助っ人トレバー・バウアーとは?経歴や成績、人柄に迫る!

2023年3月14日に横浜DeNAベイスターズが1年契約でT.バウアーを獲得した。
背番号は96。
「平均球速96マイル(153km/h)を目指す」という意味が込められている。
ここでT.バウアーの経歴や成績を見ていこう。

経歴(プロ入り〜DeNA入団)

2011年にMLBドラフト1巡目でダイヤモンド・バックスから指名を受け、入団。ついでに全体の1位はゲリット・コール。
2012年に三角トレードでクリーブランド・インディアンスに入団した。
2015年には本格的にフルシーズン先発ローテーションに加わり、自身初の11勝をマーク。
2016年はさらに成績を挙げ、12勝8敗、168奪三振、防御率4.26という成績を残し、安定感を見せた。
2017年にはリーグ4位タイの17勝を挙げ、シーズン中にも9連勝するなど、先発投手としての器を見せた。
2018年は故障者リストに入り、離脱しながらも12勝6敗。防御率2.21(リーグ2位)、奪三振221(同6位)の好成績をマーク。
2019年にシンシナティ・レッズに移籍。
オフには横浜DeNAベイスターズの練習施設「DOCK」に訪れ、日本プロ野球への興味を示した。
2020年にコロナウイルスの影響により、短縮シーズンになるにも関わらず、メジャーで最優秀防御率(防御率1.73)のタイトルを獲得。サイ・ヤング賞を受賞。
2021年にはロサンゼルス・ドジャースに移籍。
しかしある女性がバウアーから暴行を受けたとして、制限リストに入れられ、2シーズンの出場停止処分が2022年に課された。

ドジャース時代のT.バウアー投手

選手としての特徴

身長は185.4センチ。体重は93キロ。
オーバースローからダイナミックな投球が特徴。
フォーシーム(ストレート)の平均球速は151km/h、最高球速は156.9km/h。入団会見の本人と発言からメジャー時代よりも球速はアップしているらしい。
球種はフォーシーム(ストレート)、カットボール、スライダー、カーブ、シンカー(ツーシーム)、チェンジアップ、そしてブランク期間に習得したスプリットチェンジという新球種もある。
またMLBのデータ革命の先駆者でもあり、開発したピッチングデザインという自らのピッチングをハイスピードカメラや計測器で調整する手法は日本人メジャーリーガー・菊池雄星も取り入れている。
また中3日登板制を主張しており、2020年に一度実現させたが、はたしてベイスターズでは中何日で当番するのかがまだ不透明である。
サイ・ヤング賞受賞者がNPBの球団に入団するのは史上2人目となる。
ついでに1人目は1962年に中日ドラゴンズに入団したドン・ニューカム以来である。

中日時代のドン・ニューカム氏

期待される今後の活躍

3月24日に会見を開いた際に日本のボールについての順応に自信を示した。
「わたしとしては大きな影響はないかな」と発言している。
また実際にボールを半分に切ったり、背番号を69にしたいと発言していることなど、未だにその人柄を掴むことはできていないが、「DeNAベイスターズの優勝に貢献する」というコメントを貰えたことはありがたい。
確実に先発ローテーションの一角、さらにはエース級の活躍が期待される中、どのようなピッチングを見せてくれるのか、これからが楽しみだ。

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