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【19 November】 帰国そしてまたロンドン。

気づいたら更新しないまま半年が経っていた。淡々と過ぎたようで、いろいろ変化した6ヶ月だったなぁ。

5月の投稿のあと、ビザ満了で7月に帰国。日本で少し仕事をして、10月に2週間予定で再びロンドンに来たけど、ロックダウンもろもろの理由で帰国を延期。結局、2ヶ月半の滞在になりそうだ。2週間じゃ全然物足りなかったのもあるし、今後の展開を考えてしばらくこちらにいるほうが都合がいいと判断した。

イングランドのロックダウン2.0は11月5日から12月2日までの4週間。現在3週目に入り、あと2週間で終わる(予定)。でも今回は学校も開いているし、カフェやレストランもテイクアウェイのみとはいえオープンしてるし、街の風景は普段とさほど変わらず。イートインや会合が規制されているから社交的な人には辛いだろうが、私には痛くも痒くもない。

私の暮らしは日本でものんびりしたものだけど、ここでは日々のルーティンをより満喫している。朝は庭を眺めながらコーヒーを飲み、その後は散歩に出たりたまに庭仕事したり。ゆっくりランチして、英語の勉強やら買い出しをしているとあっという間に夜がくる。

緑が多いロンドンはどの季節も散歩が楽しい。
いまは紅葉がきれいで、道路や庭には落ち葉がザクザク広がっている。掃除は大変だけど(芝生の上の落ち葉を放置しておくと、芝が腐ってしまうらしい)葉っぱの舞う様子とか、落葉を踏んだときのカサカサいう音とか、秋らしくてとてもいいなぁと思う。
この前は、霧の朝に散歩に出かけた。もやのかかった公園は静かで幻想的で、きんと冷えた湿った空気が心地よかった。


いわゆる「バリバリ仕事をする」生活から離れてもう1年半以上になる。本来ならば7月の帰国以降は以前のペースで働くはずだったろうが、図らずもコロナウィルスの影響でゆっくり仕事することになり、そして今また日本を離れている。傍から見たら呑気なもんだと思われるかもしれないし、自分ですらよく暮らしていけてるなと思う。でも不思議となんとかなっている。
毎日いくつもの予定をこなしていた数年前がまるで遠い昔のことのようだ。そして、あの頃より確実にペースダウンした、このスピード感が自分にはちょうどいいと感じている。

とは言ってもSNSで人様の仕事報告を見かけると、こうしてて大丈夫かな?とチラッと思ったりもするけれど。それで方向転換する気にはならない。ゆっくり暮らしつつもやることは進めているし、どう生きたいかは決まっているので、焦りはなくて。私にいま大切なのは、働いているという事実より、将来実になることをできているかどうかだから。

社会の流れに目を向けることは大切だけれども、そこに囚われることなく、自分のペース、自分の価値観に基づいて生きていたい。
そんなことを今日もぼんやり思う。

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