不謹慎を承知のまとめ
そして退院から2ヵ月経過した今、私は、僅かに後遺症を残すだけで、倒れる前とほとんど変わらない生活ができています。
但し、私のように脳動脈瘤が破裂した場合はこの病気では少数派です。
(それぞれ1/3の割合で、死亡、高度障害、回復、だそうです)
そこで、私がこの少数派に入れた要因を、不謹慎な要素を含むことを承知で列挙させていただきます。
1. 発症時、(平日にもかかわらず)家族が在宅していた。
2. 家族(在宅時は大抵寝ている)が、私の異変に気付いたのが早かった。
3. 最寄りの救急病院が受け入れてくれた。
4. 翌日に手術が受けられ、ICUにも入れた。
5. 昏睡期間は、自分では長いと思っていたが、一般的には短い方だった。
6. 社会的立場的に退院を焦る必要がなかったので、入院時は雑念なくひたすら治療に専念することができた。
7. 日頃の修行により、死を極端に恐れていなかった。
8. 看護師が、拘束してまで私の暴走を止めてくれた。
9. 「きちんと回復したい」という意志があった。
10. 周囲に、反面教師となる患者が多く、自戒につながった。
11. 新型コロナの流行が一段落ついた時期であり、病院内もスタッフも比較的余裕があった。
今は医療機関、都市部も地方も大変なことになっていますよね。今日の東京都のコロナ新規感染者数は822人。おそらくもっと増えるでしょう。
今倒れたらと思うと、背筋が凍ります。何時間も救急車の中でたらい回しに遭い、遠隔地の病院に入院し、手術も何日も待たされ、人工呼吸器の必要な治療も後回しにされていたかも知れません。そうなると、体中に重い後遺症が残りますよね。二度と発語できなくなるかも知れません。
私のように、タイミングに救われるというパターンは本当に稀です。
日常の健康管理、定期健診や予防接種など、受けられるものは片っ端から受けるに越したことはないと思います。多少のお金と手間をかけてでも。
今の逼迫した医療に、これ以上の負担をかけないためにも。
自分や、大切な人たちのためにも。
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