ここ、座っても良いですか?を英語で
まぁまぁ混みあっているバスや電車に乗り込んで、
空席はチラホラあるけど、
どれも二人掛け座席で、既に一人の人が座っている・・・。
こういう時、あなたはどうしますか?
私の場合、
どうせすぐ降りるし・・・という時は、
わざわざ他人の横に座らずに立っています。
乗車時間が長くなりそうな時や、すごく疲れている時は、
横に誰かが座っていても構わず、黙ってサッと空席に座ります。
先日、こちらで高速バスに乗る機会がありました。
まさに、上記のような状況で、
私は黙ってサッと中年女性の横の席に座りました。
ふと見ると、
私の直後に乗車してきた若い男性が、
私と同じように、空席(隣にすでに人が座っている)をみつけ、
すでに座っている隣の乗客に、わざわざ一声かけたのです。
そう、
「ここ、座ってもいいですか?」
と、確認しているのです・・・!
(そっかー。それを言うべきだったな。私は黙って座った・・・。)
さて。
これこれ!この表現!
これこそまさにナマの英語表現。
この若い男性、英語で何て言ったと思いますか?
Can I sit here?
・・・ではありませんよ。
それはちょっと直接的。
男性が言ったのは、
Mind if I sit here?
でした。
(Mind の前には Do you が省略されていると思われます。)
Mind !
本当にこうやって使うんだー!!!
この、「気にする、イヤだと思う」という意味の mind は、
なかなか日本人にはしっくりこないもので、
テストに出題すると多くの生徒が間違えてくれるので
教員としては便利な単語でした。笑
教科書的には、
Do you mind if I open the window?
Would you mind closing the door?
みたいな例文で出てきて、
ついでに、
その返答の仕方がトリッキーで、
Yes と答えると、「気にします。イヤです。」という意味になるので、
「どうぞどうぞ」と言いたいなら No と言わなくてはいけないというやつですね。
すごく簡単なことなんですが、説明すればするほどなぜか難しく感じてしまうやつです。
この Mind if~? に遭遇するのは今回が初めてではなく、
結構頻繁に耳にします。
ある時は、
アパートのエレベーターで、私が先に乗っていて、
後から引越し業者の大男たちが乗り込こもうとしたとき、
「一緒に乗ってもいい?」と彼らは私に聞いてくれました。
Mind if we get in? と。何かステキでした。
彼らの屈強な見た目に対して、
「俺たちが一緒にエレベーターに乗ることを、あなたは気にしますか?」
という日本語的解釈のへりくだり感が全くミスマッチで可笑しく感じました。
つまり、
この mind を日本語で捉えることは無理なんでしょうね。
日本の学校ではかなり強調して教えていますが。笑
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