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SONY50mmF1.2GMレンズが良すぎて、正直これ以外使いたくないくらい大好き

こんにちは、フリーランスで映像制作とドラマーとして活動してます、まきおです。
カメラには"レンズ沼"というものがあるのを、ご存じでしょうか?
どんどんレンズが増えていってしまう=レンズを買ってしまうという沼のことです。

実際、
「この1本あればいい!」
というレンズはないものです。
やっぱり、使い方によって適切なレンズは変わってきます。

便利に使うならズームレンズが・・・
単焦点(画角の変えられないレンズ)の方が写りが綺麗だし・・・
街に持って出るなら広角レンズの方がいいよね?
いやでもやっぱ望遠の写りも捨て難い・・・
望遠レンズつけてきたら狭い場所が撮れなかった!
じゃあズーム域の広い(広角から望遠まで撮れる)レンズを使おう!
あれ、ズームレンズじゃF値が大きいから思った絵が撮れない・・・
単焦点レンズの方が・・・
(以下無限ループ)

レンズ沼の典型的な症状。特定の人物の症状を指すものではありません。

仕事となればどんな状況でも対応できるように複数レンズを持って移動するのですが、普段持ち出して写真を撮るとなるとそういうわけにも行きません。
どんな状況も撮れるようにレンズを持ち歩くと、
「海外旅行ですか?」
みたいな荷物量になってしまうからです。

僕の仕事用ケース

なので普段カメラを趣味で持ち出すときは
「今日着る服」が一着であるように、
「今日持っていくレンズ」も一つか多くても2つまで、に絞られます。
なので、
「いつでもこれをつけっぱなしにしていたい!」
と思えるレンズを探し求めて、人類は出口のない迷宮に迷い込んでいるとか・・・

僕の一番好きなレンズ

そんな中で、僕は自分が一番「好きだ!」と思える写りをするレンズを見つけました。
それが、SONYの50mmF1.2GMasterレンズです。
SONYのレンズラインナップの中でも最上位に位置付けられるライン「GMaster」レンズ。
その中で50mmという一番標準的な画角の単焦点レンズです。

50mmF1.2を装着して嬉しそうなα7SⅢと黄色いニットが似合う僕

正直このレンズ、いいところだけではないです。
まず、値段が高い。高すぎる。30万越えのレンズです。
「GMaster」の中でも、単焦点レンズの中では一番高い。
さらに単焦点なのに大きくて重い。
重さは778g。これは24-105mmF4Gという便利ズームレンズの663gより重い。
24-105mmは24mmという広角から105mmという中望遠までカバーしてくれます。
50mmF1.2は真ん中の50mmだけです。
なのに、24-105より重いんです。
それだけで、カメラ沼に浸っていない方は
「なんでそんなレンズ買うの?使いづらいじゃん」
と思うでしょう。

いいんです、いいんです。
レンズ沼は温泉と同じ。
使って(浸かって)みないとわかりません。
細かいスペックの話はしません。
ぜひ作例をご覧ください。
きっと好きになっていただけると思います。

50mmF1.2GMの作例

どうですか?
なんかこう、空気感まで含めて映り込むような、そんな描写が本当に素敵です。
柔らかく、しっとりとしていて、優しさも感じられる。
SONYの最上級「GMaster」の中だと24mmの単焦点レンズや24-70F2.8,70-200F2.8なども使ったことがありますが、この雰囲気は出せませんでした。
開放F1.2から使ってもバシッとピントがはまると本当に気持ちいい描写をしてくれるので積極的に開放が使いたくなるレンズです。

動画撮影にも強い

前述の通り僕は映像制作を生業としているのですが、
動画の撮影でもこのレンズは威力を発揮します。

これらの映像は、すべてのショットではないものの大部分でこの50mmF1.2を使用しています。
僕の最近の好みとして「彩度高めで柔らかく鮮やかなショット」を編集で作ることが多いのですが、
この50mmF1.2のレンズは綺麗に色が乗ってくれることが多いです。
レンズでそんなとこ変わるのか?と思ってしまいますが、僕は体感として差を感じています。

それでも悩ましい点もある

写り的には一番大好きなこのレンズ。
でもやっぱり、悩ましい点もあります。
それは前述の通り、大きくて重いこと。
毎日持ち出すには少々億劫になってしまいます。
α7Ⅳやα7SⅢなどに合わせると1.3Kg程度にはなってしまうので、ノートPCを常に持ち歩いているくらいです。

あとはストラップをつないで肩からかけたときに、レンズに重量が行きすぎてすごくプランプランする。
それはもう、誰かにぶつかって怪我させちゃうんじゃない?というくらいの重量感と勢いでプランプラン。。。
リュックに入れるとそれだけで大荷物に見えてしまうサイズ感。

さらに"50mm"という画角。
カメラ界隈では"標準"と呼ばれる画角で、一番人間の視野角に近いとか。
でも、最近のスマホの画角は24mm~30mm程度。
その画角に慣れた現代人からしたら「狭い!」と感じることでしょう。
特に彼女と手持ちでツーショット写真を撮るようなリア充にとっては狭すぎて背景が映らず2人のドアップのショットになってイチャイチャ感が強調されるので、一度爆発してから24mmのGMasterを買い直してください。

それでも、ちょっと遠くのものも、風景も、総じていろいろな画角を美しく撮れる50mmF1.2GMasterレンズ。
億劫がらずに毎日持ち出したいなと思うレンズです。

どうですか?あなたもレンズ沼に浸かってみたくなったのではないでしょうか?
どうぞどうぞ、ゆっくりと肩まで浸かっていってください。。。

鳥越万紀雄(とりごえまきお)
フリーランスのビデオグラファー(映像制作)&ドラマーとして活動。
映像は自身のMVを制作するところから足を踏み入れ、会社紹介動画やWebCMなど幅広く制作を行う。
YouTubeにて映像に関する知識も発信中。
ロックバンド「shannons」のドラマー。きのこが好き。
映像制作のご相談はお気軽にメールか各種SNSのDMまでお願いします。

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