泣く以外に存在証明ができない私を、世界は許してくれない。
私がこの世に生きていることも、図々しく生きて、ご飯も、水も、空気も全て、自分の生命活動に必要な分だけ選り好みしていることも、全て馬鹿らしい。こんなバカみたいな私なんか生きていても仕方がないんだから、早く殺してくれ。
腹の底から湧き上がってくる悲しみの圧力に、昔は耐えられた。だけれど最近になって心の防波堤がボコボコと崩れて、いつでもどんな時でも悲しい気持ちになってしまうことが増えた。
今日も訳もなく大型業務用スーパーで買い物をしている最中に嗚咽に襲われた。自分でもよくわからない。悲しさが襲ってきて、全てかっさらっていた。記憶はほとんどない。業務用スーパーに入って、嗚咽を押し殺しながら店内をうろつき、気がついたら会計が終わっていた。
中学生の頃にも、私は同じことを思った記憶がある。どこに行っても自分は存在してはならないような気がして、毎日泣いていた。高校生になって、「普通の人」ぶるのがうまくなって、本心では悲しい、苦しいと思っているのに、自分で自分の心に蓋をして楽しく生きているふりをしていた。
自分で自分のことを忘れていたから、最近まで気がつかなかった。解決すべき問題に蓋をして生きてきてしまった。
自分は普通だと思い込んで生きていた。
でも結果としてそれは違って、私はあの頃から全く変わっていないし、心の悲しみは全く癒えていない。むしろ悪化している。欲しいものも、食べたいものも言えない、人間として生きていることがバカらしくなるくらい、白黒の日常を過ごし続けている。
私という存在がなければ、苦しいこともないんだ。
苦しいことをなくしたいから、私は消えたい。
こんな弱くてどうしようもない自分も嫌いだし、
報われない世界に生きるのも疲れたんだよ。
誰か助けてとか、願いを叶えてくれともいわないから、わがままも言わないから、
とにかく消えさせて欲しい。
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