似顔絵DEマチレポ:スパーズ戦
悪夢の様な惨敗で優位を失う。今季最後の逆境に立ち向かうガナーズ。
注目の4バック、冨安選手左続投となりました。前節の良い流れを継続させる狙いでしょう。
【敗因はアクシデント?判定の綾が勝敗を決する】
20分。エリア内に飛び込んできたソンを後方からプッシュしたセドリックにファール判定。PKで先制点を与えてしまう。
厳密に言うとファールかもしれませんが、あまりにも厳しい裁定。審判のナイスポジショニングも仇になりました。
33分。二枚目の黄紙をゲットし、退場の憂き目にあったホールディング。
肘を出しながら並走してしまい、それをソンに利用された感あり。
ディフェンダーとしての能力云々ではなく、老獪さが足りなかった。一枚目の余計なファールが、付け入られる隙を作りました。
【悲しき敗戦処理にも一筋の光明が】
数的不利の中、レフトバック、ライトバック、センターバックと、たらい回しにされた冨安選手。
ケインの決定機を阻止したスライディングはお見事。我々には懐かしのセンターバックとしても、感覚は失っていませんでした。
しかし、本人としては不本意だったはず。ボールタッチを重ね、攻撃に関与する事を好む性質なのは明らか。
成熟しつつあるマルティネッリとのコンビネーション、次戦以降も是非見てみたい。チーム事情が許せば、ですが……。
【重くのしかかる勤続疲労。耐久レースに生き残れるのか?】
違和感を覚え、途中交代となったガブリエル。次節以降間に合わなければ、最終ラインの人員不足は致命打となりかねません。
来季以降はサリバを戻し、通常のリーグ戦でもターンオーバーすべきでしょう。タイトな日程に耐えうる陣容にせねば。
フラストレーションを押し殺したアルテタ監督。苦しい台所事情で、選手のやりくりに苦心する毎日。本当に良くやってくれています。
次戦を控え、気持ちの切り替えも完了したようです。スパーズが勝っているので、残り二戦は全勝がマスト。
選手たちの胆力が試される厳しい戦いが待っています。
長いシーズン、判定に恵まれない瞬間はどうしてもあります。きっちり切り替えて、残り二試合に勝ち切ってほしいものです。
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