![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29661393/rectangle_large_type_2_413409a2f7201f669e661765e92e891f.jpeg?width=1200)
イカ釣りマラソンの決意 #100日間連続投稿マラソン
イカ、というのをはじめて聞いたのはたぶん高校の授業でした。
どこかの国(ロシア?ん?さだかでない)で発生した文学用語のひとつだそうです。漢字で書くと「異化」で、私がなんとなく覚えているのは「直接的な表現を避け、読んだ人の理解をわざと遅らせるように書く」みたいなことらしいです。勉強はからっきしだったので、詳しい解説やそれが発生した背景などはほとんど理解できていないのですが、この「異化」という用語だけはなぜかすごく鮮明に覚えています。
その授業のレポートは、異化について理解したことを解説しなければいけませんでした。ですがやっぱりからっきしな子だったので、私は本を一冊選び、その中にある異化を全部釣りあげて絞めて(異化される前の直接的な文に改変して)書き連ねるレポートを提出しました。
レポートの評価は散々でした。突破!ならず。。
ただ、ひとつだけ分かったことがありました。
イカを全部釣りあげて改変してみたら、その小説は議事録みたいになりました。僕は起きて、朝ごはんを食べて、煙草を吸って、ドアを開けて出かけて、学校で勉強して、部活をやって、先生と喧嘩をして、帰って夕ごはんを食べずに寝た。。。のような、行動記録集になってしまいました。
ということは!反対に考えれば、行動記録集をどのように「イカ」して書くのかによって作者の独自性、風味、感じ、いわゆる「らしさ」が出るということです。
私は起きた。
を、
私は目覚めた。
と書くのか、
私は世界におはようを言った。
と書くのか、
私は目をこすって毛布を蹴り上げた。
と書くのか、
「あら、みっちゃん起きたの?おはようさん」
「・・・おはよう」
と書くのか。
これだけでも全然ちがう文章が生まれてくる。。
この豊かさというか、濃厚さというか、多様で、グラデーションがあって、
「同じなのに違う」なんて、、
おおおおおおもしろぉぉぉぉぉいぃぃぃぃぃ!!!
めっちゃおもしろくないですか?
くコ:彡 くコ:彡 くコ:彡💦ピューン
共感してくださるイカ変態の同志がきっといらっしゃるはずです。
イカの魅力を思い出した私は、必然とイカを体得したい、、と思うようになりました。
そのときに目に入ってきた記事がこちらでした。
ということで、よし。
決意しました。
#100日間連続投稿マラソン の場をお借りして、毎日例文3つをイカします!!!
具体的には
「私は朝食を食べる」
「子どもが道で転んだ」
「彼は先生に怒られた」を、
「私は朝食を食べる」
「子どもが道で転んだ」
「彼は先生に怒られた」
と直接言ったらアウト、どう遠回りして表現すれば伝わるか、ただただ悩むという作業を毎日やるということですね、、!
おそらく変態得にしかならない挑戦ですが、文章にもみくちゃにされる濃厚な100日になることは間違いないです。ゾクゾク
もしイカ変態同志の方がいらっしゃったら、今後の記事のコメント欄でご自身のイカをご披露ください!!!ほかのひとのイカめっちゃくちゃ読みたいです。それか、誰か一緒にイカマラソンしませんか(*'ω'*)
今日のどこかで、初日の記事を出します!
では、これから頑張りますー!(/・ω・)/ソレッ
この記事が参加している募集
サポートをお考えいただき本当にありがとうございます。