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おむつなし育児を知る

先月のこと。
おむつなし育児研究所のセミナーに行ってきました。

まず説明しておきますと、わたしはまだ子供はいないのですが、産後について知る機会があり、それから産後がいろいろ不安になって興味があることには参加してみたり、勉強してみたりしているんですね。
もはや趣味みたいなものですね。

でも、そうこうしていて思うんですけど、これって大事だと思うんです。
産後に身体に起こること、心に起こること・・・知っていても思い通りにはいかないことも多いと思いますが、それでも「そういうことがあるんだよ」ということを知っておくと、おかないとでは心算も違うんじゃないかなと。

近い将来か少し遠い将来なのかは分かりませんけれど、自分が親になって、やっぱりいろいろ勉強しておいて良かったな!と実感することができればいいなと思っているところです。

さて、前段が長くなりましたけれど、「おむつなし育児」と聞いて、まずどんな印象をお持ちになるでしょうか。

そもそもわたしは、ある方が実際におむつなし育児をゆるっとされているのを見て、すごい興味を持ったんですね。
「なんだかおもしろそうだわ。」と。

けれど、セミナーの概要をざっくり母親に話したら、開口一番
「えーそれは可哀想。」と言われました。
けれど、もう少し詳しく説明したらば
「なんだ、そういう意図があるなら大賛成!いいと思う!」
となりまして、まあ、人に伝えることはなんと難しいことか!
なんとプレゼン能力のないことか!

ということで、誤解なきようわたしの感想を交えて、概要をレポートしたいと思います。

そもそも、排泄って人にとって一つの快楽だと思います。
トイレに行ったらすっきりしますよね。
産まれたての赤ちゃんは、おむつをするなんてこと自体を知らないわけですから、おむつを取り替える時、おむつをはずした途端におしっこをするなんてこともあるそうです。

けれど、まあいろんな事情でおむつをしますね。
そして何歳かになったら、今度はおむつを外して外でしなさいよとなりますね。
そこで一つ、赤ちゃん的に大パニックってわけです。
しかも、うまくいかないと怒られたりもしちゃう。
おむつしろって言ったり、外せって言ったり、まあ大人ってのは勝手だね。
みたいな話。

しかも、布おむつの場合、排泄をしたらやっぱり気持ち悪い(だから泣くんでしょうけれど)、紙おむつは性能がいいから、気持ち悪いってのはなくていくらでも吸収してくれるから、中には12時間Max使って、赤ちゃんなのにヘルニアを発症している子がいるなんて話には開いた口が塞がらず・・・

まあ、それは極論だとしても、結局のところ、赤ちゃんだって普通にトイレで用を足してスッキリしたいと思うんだよね。
排泄のスッキリ感を味わって五感を磨いてあげたいよね。
というのがおむつなし育児に込められた思い。

いやいや、何言ってんの?というご意見もあると思いますが、遠い昔は日本にもおむつなんて無かったし、今だって発展途上国にはおむつなんて無い。
ではどうしているの?と言えば、母親は赤ちゃんを観察して、トイレに行きたそうな仕草などからそれを察して、トイレへ連れていく(ただの道の上かもしれませんが)。

つまり、これは赤ちゃんをよく観察することで、親子の信頼関係を築くということに繋がっていく。
そして何よりも大切なことは、「できないからといって叱ったり、自分を責める必要はない。」ということ。
あくまでも、「子育てを楽しむための一つのツールである」ということなんです。
義務ではなく、一つの選択肢と捉えればいい。
無理そうならやめればいい話だし、出かけるときは、紙でも布でもおむつを使えばいい。

そういう押し付けないところにわたしはとても共感と好感を持ちました。

講師の和田所長の「必ずやらなければならないということでもないし、実践しないとしても、赤ちゃんの排泄について、こういうことを知っているかいないかだけでも違うし、興味を持つだけでも素晴らしいこと。」という言葉が印象的でした。

わたしがおむつなし育児に興味を持つきっかけになった実践者の方にも
「親子の信頼関係が築けているのなら、必要無いかもしれない。大切なことはものの善し悪しではなく、その人がどう捉えて何に気づくかだと思う。」
と言われ、改めて、「何のためにそれをやるのか。」しっかりと考えていきたいなぁと思ったところです。

興味のある方は、ぜひ一度話を聞いてみるのも「一つの選択肢」として悪く無いと思います。

さてさてわたしは、実践の時を心待ちにしてみようかなと思う今日この頃です。

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