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昼休み外から戻ってきたら、皆ガチで寝ておった。

隔離が終わった連休明け、僕はハノイの事業所に出勤しはじめた。初日の昼休み、事務所内で出前の昼食をとったあと、少し外に出て戻ってきたら、保育園のお昼寝よろしく、消灯して皆ガチで寝ておった。

昼寝習慣があることは聞いてはいたが、ここまで徹底しているとはあっぱれである。

ここベトナムでは会社内でも靴を脱ぐ。大きな会社ではそうではないのかも知れないが、僕らの会社が入っているオフィスビルではどの会社もそうしている。だから、カーペットの上にそのまま寝そべること自体抵抗がない。風邪ひかないように各自タオルケットにくるまればOKなのだ。本格的に昼寝する環境が整っている。

ベトナムでも家に上がる時は靴を脱ぐ様式である。これは、日本も韓国も同じで、他の生活様式が西洋的になろうとも、これだけは譲れないことは共通認識だろう。ただ、僕ら日本では会社へ行けば靴のままだったり、上履きに履き替えたりと裸足にはならない。

考えてみれば、お家に「上がる時」は靴を脱ぐのだから、会社に「上がる時」も靴を脱ぐのも自然なことだ。規模が大きくなるにつれ、上履き(スリッパ)に履き替えたり、土足のままとしたり、次第に外との隔たりがなくなる。往来の利便性は上がる分、街頭ですれ違う人と建物内ですれ違う人と、その距離感は同じになる。

靴を脱いで上がった空間に一緒に居る者同士の距離感は否応なしに縮まる。その点、僕らのオフィスを含めたベトナムの様式は悪くないなと思った。いや、そんな理屈抜きにして、靴脱いだら気持ちがいい!

話がそれてしまった。

昼休み外を観察したり、カフェで珈琲啜っているのも悪くないので、僕はしばらくは昼寝には参加しないつもりだ。一旦、昼寝習慣を覚えたら、恐らく後戻りができないことも想像がつく。だから、しばらくは昼休みをアクティブに過ごしてみようと思うのだ。


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