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娘の『折り紙』を見て考えたこと

放っておくと朝から晩まで折り続けるほど折り紙が好きな娘。YouTubeで折り方の動画を探しだし、一心不乱に作業している。

将来折り紙職人として食べていけるのはほんのほんの一握りだろう。これから生きていくうえで、無駄な時間と言えば無駄な時間なのかもしれない。

しかし娘にとって折り紙は、誰かからお願いされなくても、報酬がなくても、無意識に手が動いてしまう好きなこと。そして上手に仕上げることができ、周囲に誉めてもらえること。お友だちに教えたり家族に作品をプレゼントしたりして、人とつながれる大切なツール。

『好き』『得意で自己効力感を高めてくれる』『周囲とつながれる』この3つがそろうものの存在は意外と貴重だと思う。

やりたいように生きたらいいというけれど、生きていれば、自分の意に沿わないけれどやらなければならないこと、辛いけれどある程度我慢しなければならないことがたくさんある。

でもきっと、『好き』『得意で自己効力感を高めてくれる』『周囲とつながれる』時間があれば、なんとかやっていける気がする。

折り紙のような対象が(そのうち折り紙ではなくなるのかもしれないけれど)、娘の人生のなかに、ずっとずっとあるといいなと思う。


(私がnoteを書く理由も『好き』『得意で自己効力感を高めてくれる』『周囲とつながれる』から。体験したり感じたりしたことを文章にまとめるのが好きで、読みやすくまとまると自己効力感が高まり、ごくたまに読んだ方から感想をいただき、会話や再会のきっかけを作れたりする。ただそれだけで、幸せだと感じています。)

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