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仕事か家族か 子どもに残せるもの

ずーっと悩んでる。転勤のことだ。毎日考え込む程ではないけれど、ずっと先延ばしにもできない。我が家は夫婦そろって転勤族。会社も業界も別で、「夫婦で同じ場所に移動希望を出して会社に配慮してもらう」のは難しい。

自分のキャリアを考えると、一度は都市部で経験を積みたい。年齢的にもチャレンジできる期間は限られる。そしてチャレンジできるステージにいま立っている。とはいえ、頼る人のいない都会で1人で子育てしながらフルタイム勤務できるか自信がない。

疲れて余裕がなくなるほど考え方は偏り、「何で私ばっかり仕事か家族かの2択なんだー!!私ばっかり何かを犠牲にしてる」みたいになってしまう。マズい。

「何で私ばっかり」と思ってとった行動は、ロクなことにならない。

休日で少し時間に余裕ができた今日、考えたことを記録しておこう。

・私も夫も子どもも5年先、10年先に元気とは限らない。極端なことを言えば、明日のことも分からない。私も夫も、随分と若い時に家族を亡くした経験がある。「仕事がひと段落したら」また一緒に暮らそう、と思っていても、そうはいかないかもしれない。

・子どもに残せる財産は教育と記憶。家族に愛されて育ったという記憶は大人になって苦しい局面に立った時、生き残る武器になる。特別楽しい思い出じゃなくてもいい。何気ない日常の記憶を持ってる人は強い。

・働く母の姿を見せたい。少なくとも子どもに「あんたのせいで〇〇できなかった」とか「あんたのために〇〇を諦めた」と言う母親にはなりたくない。

・無理に子ども連れで1人で都会に行っても、潰れちゃったらキャリア的にもよくない。

考えはまとまってない。でも記憶は特に大事にしたい。家族を失ってもう10年以上経つけれど、ふと思い出すのはどうでもいい日常だ。

それにしても!キャリアアップする時に「家族を残して単身赴任」するか「家族を連れて異動する」ってのは、つくづく無理がある仕組みだなあ。単身赴任なら育児や家事は妻任せ、家族を連れての異動なら妻のキャリアや生活はどうなるの?たまに男女逆のケースもあるけど、たいていは夫の仕事に妻が合わせるわけで。

独身で若かった頃は、家族を理由に転勤を嫌がる人に対して「いやいや、最初から転勤あるの分かってたでしょ。皆、事情はあるし、仕事のために多少家族と会えなくても我慢しろよ。嫌ならこの仕事(担当)変わりな」みたいに思っていた時期もある。

家族一緒に過ごしたいのは当たり前だ。そりゃ私だって子どもが学校通ってるうちは夫婦で成長見守りたいよ!!

仕事も家族も…というのはワガママなのかな。

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