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こどもの言葉に救われたっていう話

PR、ライティングをしています。LUCIRTE

こどもが小さかった頃は、よく取材に連れて行っていました。物心ついたころには、こどもにノートと鉛筆を持たせておいて、夫が写真を撮り、私がインタビュー。

日本に戻って3年。私は取材の仕事はほぼしなくなっていました。こどもも学校に行き始め、たまに取材があっても、こどもが学校に行っている時間にすませられることもあります。

それでも取材→執筆という流れは、私にとってはごく最近までのライフワークで、まさかずっと一緒に過ごしてきたこどもが、そのことを忘れているとは思いませんでした。

この間久々にファミリー向けのイベントの取材があり、こどもを連れて行きました。

「こんにちはー。オーナーさんですか?私、こういうものです~」

と、知らない人に話しかけた私に、唖然とするこども。

「ママ、ママ何してるの?やめて、恥ずかしい!」

と言われて私もびっくり。何が恥ずかしいのやら。

なんとかなだめて6,7人と話し、帰り道、こどもに聞いてみました。

「今日のママの仕事、どう思った?」

そうしたら、こどもが、

「ママがやってるいろんなことの中で、今日やってたことが一番凄いと思った!」

と言ってくれました。

「全然、恥ずかしくないんだね!」

と。

記事がここに掲載されたとか、この本書いたんだよ、とか見せても大した反応をしないこどもです。

少し前には、休みの日にゲームばっかりしているので、

「ママは今日、これやってあれやって、こんなに仕事をいっぱいしたよ!あなたは何したの?ゲーム以外何かしたの?言ってみて」

と言った私に、

「そんな仕事ばっかりして、つまんない人生。いつまで続けるの?」

と言われてしまいました。

「そうだね。いつまで続けるんだろうね……」

と、もう全部やめようかな、こどもにバカにされる仕事を一生懸命してるのか、私はという気分になったところ、彼は言いました。

「だって、ママが今そんな感じで言ったから、こんなこと言ったんだよ」

って。

確かに、自分の仕事にあまり愉しさもやり遂げている自信も持てていないときでした。

こどもは時に鋭くて、何もかも見透かされていると感じます。

パソコンの前にずーっといるいつもの私と、違う仕事をする私が新鮮だったのでしょうか。

もうひとつ。

先日こどもがとってもほしがっていたモノを一緒に買いに行きました。基本的にプレゼントは誕生日やクリスマス、それ以外は特別なことをしたご褒美にしかあげないので、こどもにとっては、凄く嬉しかったみたいです。

突然のプレゼントの理由は、遊び道具ではあるけど、うちの子にとっていいモノだし、スペシャルな日を待っていたら時期を逃すので今あげたらいいと思ったから。

お目当てのモノがあったお店に、私が前からほしいなと思っていたモノがありました。でも、すっごくほしいわけではなくて、あったら便利という程度なので、なくても全然いい。

ちょっと見て「まあ、要らないか」と通り過ぎようとしたら、こどもがポイとかごに入れました。

「自分のものにもお金を使っていいんだよ」

と。小学校3年生なのですが、たまに仙人がやってきたのかと思うようなことを言います。

値段にしたら、こどものモノの10分の1。

そうだね、もっと自分に甘くしてもいいのかもしれない。

じゃないと、私はあれもこれも我慢して、こんなにしてあげてるのに、なんであなたはいい子じゃないのよ…と怒ってしまいますので。

そんな私のことを、きっとこどもはお見通しなんだと思います。

いやはや。こどもって凄いね。




性別、年齢、国籍とか関係なく。自由で自立した、あなたらしいジンセイ、選びませんか?思うところいろいろ書いています。フォロー、スキ、サポート感謝です!