見出し画像

本当にそうしたい?

もう少し自分の好きなことに時間をかけたり没頭したりしていいんじゃないかな。
ここ半年そんな考えが何度も頭を過ります。

渡タイして専業主婦になった私は、私の仕事は育児です!とばかりに良い母であろうとしました。優しいお母さん、困った時に力になってくれるお母さん。
それは、私が母親にそうあって欲しい姿でした。

母は、教員でした。
「教師は天職だ。」誇らしげにそう言っていたのを思い出します。仕事をしている母はかっこよくて輝いていました。
だけど彼女の時間は大部分は仕事と残りは少し手のかかる兄に目を向けていて、私には殆どつかっていなかったと感じていました。(その代わり父と祖母が私の世話をしてくれましたが。)幼い頃の私は、我が子に自分と同じ思いをさせまいと「家にいるお母さんになりたい」と言っていたそうです。

そんな経緯があり、所謂良いお母さん然とした行動をとっていました。
タイで知り合った友人がご自身のお子さんのお迎えの時間を忘れて遊んでいたり、趣味に没頭している姿を見ると私の行動は子供を不安にさせていない、子供を尊重している。と証明されたような気持ちがしていました。と、同時に少し引っかかりも感じていました。

その引っ掛かりが、実は私ももっと私自身の楽しみに時間を使いたいという気持ちだったと気づいたのは、上記ノートにも書いた自分がずっと寂しかったんだとわかった後でした。満たされなかった思いを口に出来たら幼い私の心が癒されたのではないかと感じています。
私がそこに到達するのには癒しが必要だったのでした。
他の人がやってることが何故か引っかかるとき、他の人と比べて安心している時、行動と本心があってないのかも知れません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?