カティンさんも意識してる音楽を演奏する上で大切な2つの事
「どこの筋肉を使って弾いているかを意識したい」
やっぱりこの方はすごく考えて演奏されているんだな、、とこのビデオを見て改めて感心しました。
今日はカティンさんも意識されている演奏するためにとても重要な2つのことをシェアしますね。
それはこの2つ。
1、背中から弾く
2、弾き始める前の間
みなさん。
突然ですが、腕の始点はどこだと考えられているか、知っていますか?
多分、多くの方が「肩」だと思っている、、、かな?
私は「肩から下が腕で、その先は肩」だと思っていました。
洋服を作るときなど、「腕の長さは」と計られる時って、肩から計られていたもの。
解剖学的には「胸鎖関節」がその始点です。
どこかというと、首の下10センチくらいのところに2つの突起がありますね?左右の鎖骨が体の真ん中あたりで出会う場所。
そこです。
実際に今、胸鎖関節を触りながら腕を動かせますか?
多分、腕を30度くらいあげたあたりから関節が動き始めるのがわかると思います。
指先や腕を動かすときは、上腕骨と繋がっている鎖骨と肩甲骨の末端である胸鎖関節から動くんです。
カティンさんが特にクラシックを弾くときは「この辺で弾いた方がいい」(これを編集では「腕の付け根から」と書いていますね)とおっしゃっていますが、その方が動きが大きくなり、音に幅が出てくるからだと思います。
ただ、「緊張すると体が硬くなって、前腕も硬くなりがちだが、前腕はなるべく支えるだけで、体から音を出すことを意識したい」とも分析されていますね。
さすがです!
「指先の根元は胸鎖関節」
「肩甲骨から翼を羽ばたくようなイメージ」
このイメージで弾いてみたら、あなたの音、どうなるでしょう?!
ぜひあなたの実験結果を教えてくださいね。
さて、もう一つの「弾く前の間」。
弾く前に一旦冷静になって、イメージを膨らませてから最初の1音を出す。
これがあることで、世界観ができ、観客が「より」引き込まれると言っていますね。
「イメージをどれだけ鮮やかにできるか」
「間」
たった5秒かもしれないけれど、弾く前の間。
なかなか出来ないですよね。
ついつい焦って弾き始めてしまって、曲中コントロールできず終わってしまったこと、、、私、よくあります。
でも、ちょっと立場を変えてみて、自分がお客様の立場になったら、どっちが魅力的でしょう?
1、焦って弾き始めるミュージシャン
2、自分の間をしっかりとってから弾き始めるミュージシャン
多分、、、後者の方が安心して観れるし「弾けそう」ですよね?
ミュージシャンの焦りや不安はお客様に直に伝わりますからね。
では、その「間」を作るためには何をしたら良いでしょうか?
私はこんなことをお勧めしています。
1、曲の初めを頭の中で歌う
2、ピアノの向こう側、遠くを見る
3、1回深呼吸
4、足と坐骨の支えを確認
5、1、2、3、4、5とゆっくり数える
他にもありますが、曲のイメージも鮮やかにしたい場合は、1がお勧めです。緊張しちゃって訳が分からない時はただただ5をやってください。自分にとって5秒は他の人はほとんど気づかない程度のはず。自分でゆっくりすぎると感じるスピードが効果的です!
この5つ。
どれか試せそうなものはありましたか?
このどれか1つでも、全てでも、ご自分に当てはまりそうなものを試して見てくださいね。
そして、どうだったか、ぜひ教えてください!
こんなにすごい才能の持ち主でも、持ち主だからこそ、日々考えて練習されているんだな、、と勉強させていただきました!
カティンさん、ありがとうございます!
これからも応援しています!!
今日も読んでくださってありがとうございました!
何かのお役に立ちますように!!
ちゃお〜
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