「初めて」を思い出すこと
今日は4月1日。
新年度がスタートしましたね。
この4月から新しい環境に飛び込む方もおられるのではないでしょうか。
育休中の方の職場復帰や異動、転職などもこのタイミングは多いですよね。
何にしろ、新しい環境へ入る時には気持ちはドキドキソワソワするものです。
新しい環境へ入る経験というと、やはり一番強烈なのは大学卒業後、初めて社会人として職場へ行った時ではないでしょうか。
あなたはその時のこと、覚えていますか?
私はよーく覚えています。
まず、大学時代は好き放題で、とにかく好きなこと(ほぼソフトボール)ばかりしていた私。そんな生活が一転したのでそりゃあもう大変!!
第一に、職場である小学校には何を着て行けばいいのか分かりません。正解が分からず、最初の1か月は毎日スーツでした。
そして、職員室で飛び交う言葉の意味が全く理解できないという現象。最初の職員会で「校務分掌を発表します。」と言われ、「校務分掌って何??」と全然ピンとこないまま話が進んでいったこと…。「年計」とか「時数」とか謎の単語が多すぎでした。
でも、何より辛かったのは、自分にできることがなかったこと。
春休みの職員室って、始業式までにものすごい量の仕事をして子どもたちを迎える準備をするので、かなりてんやわんやなんです。
なのに、私にはそれを手伝うことすらできなくて…。
一年目は担任がなかったので時間の余裕だけはあったのですが、何をどう手伝えばよいのか分からないし、他の先生方は忙しすぎてそんな私に仕事の説明をする時間もないんですよね。
何の役にも立てない自分に悲しくなった社会人一年目の思い出です。
こうして自分の「初めて」を思い出して気づくのは、
どんな人にも「初めて」があるということ。
今はベテランでやり手の先生も、成功して大活躍の起業家も、みんなに「初めて」のときはあって、大なり小なりの失敗は経験しています。
私も辛い一年目を超え、たくさんた~くさん失敗して、少しずつ成長していきました。正直「デキる先生」ではなかったけれど、それでも研究会で県外から来られた先生に授業を褒めていただけたり、子どもたちや保護者の方と良好な関係を築けたり、と「初めて」の頃とは見違えるようにはなっていたと思います。
これは、母親業も同じ。
赤ちゃんを産んでママとなり、まずはこの大きな変化に自分の感情が追いつかない人もいると思います。
自分以外の人間が「初めて」24時間ずーっと傍にいるわけですから。
しかも夜泣きや授乳、離乳食、歩行、お喋り、と気になるポイントは成長とともにずーっと消えない。
そんな母親業に加えて、働くということも必要となると・・・そりゃあ大変ですよね。
初めての出産、初めての育児、初めての子育て&仕事の両立。
もう、うまくいかなくて当たり前の精神でいきましょう(笑)。
社会人一年目が大変だったのと同じですね。
もしも最初からうまくいったとしたら、「私、めっちゃすごい!!」と思いきり褒めてあげましょう♡
春は環境の変化もあり、頑張り過ぎて疲れの出る季節でもあります。
この春に新しい環境に入る方もそうでない方も、ゆっくり無理なく新年度をスタートしていきましょうね。
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こちらを読むと、どんな自分にも「マル」ができますよ♡
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