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「ちょっとした」どころか、人生で5本の指に入るくらい素敵なできごと~ (54)鈴木真砂女さんとの句会

数回でしたが、大好きな鈴木真砂女さんを先生にお招きした句会に参加させていただいたことがあります。
当時、80歳は超えていらっしゃいましたが、快活で可愛らしくお着物の着こなしも粋で
目の前の席で彼女の一挙手一投足に注視していたのを覚えています。

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当時、
現役の俳人であり、銀座の小料理屋「卯浪」の女将でもあり、
経済的にも精神的にもきちんと自立した、凛と背筋の伸びた「明治の女」のイメージそのものの女性でした。

「卯浪」も知人に連れて行っていただいたことがありますが、
今はもうあまり見ることができなくなってしまった昭和の香りのする真砂女さんらしい小綺麗なお店でした。

「酔芙蓉 それでも言えぬ ことのあり」
真砂女さんと黛まどかさんに選んでいただき、本の片隅に載せていただいた拙句です。

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宝物のツーショット。
なぜかセピア色で撮っていました。

「波乱万丈」と、一口に言いますが、
そこに品と粋を感じるのは
起こしたことの顛末の責任を
物理的にも精神的にもしっかりと自分で負う覚悟があって、
実際そうしていたから、だったように思います。

ご本人がお話になっている動画を見つけました。
NHKさん素晴らしい!

www2.nhk.or.jp/archives/jinbutsu/detail.cgi


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