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小声コラム#18 シェイクスピアの夢

明大前から甲州街道沿いを西へ歩く。途切れることなく次々と車は去っていく。
水銀燈でオレンジ色に照らされる道を歩いていると、なぜか強烈に独りだと思わされる。

そんな道を歩いている2人。
同じ年くらいの仲良さそうな2人。

出会いは常に別れを育んでいるって気づいたのはいつだったろうか。
季節を1つ越えるたび、近づいたのか遠ざかったのかわからなくなる。

いつの間に責任なんてものを背負ったのか、心当たりはないけれど、なんだか肩は凝るばかり。おろし方って誰か知ってる?

ときどき何も書けなくなって嫌になるけど、もともと書けた試しもないや。
言葉を紡いでみてはいるけれど、紡いだだけの羅列にすぎず、自分の手が届く範囲外に意味は宿らない。これって不思議なことだと思いません?

思っているよりも愛ってヤツは捉えようのないものらしく、誰かにとって忌み嫌う対象になったりする。これも不思議なこと。


精神と身体は常にハッピーセット
その全体感を知らないなら、それはまだ君ではない。らしいよ。


シェイクスピアの夢は、夢をみせることだったの?
それは叶ったことになっている。
あぁロミオ、あなたはどうしてロミオなの?
これがすべて。

代わりがいないから、美しいんだ。


そいじゃここらで。


#18 シェイクスピアの夢



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