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グラレコ講座入門編に参加して人生で初めて(?)イラストを描いてみました

ゆめみ塾のグラレコ講座入門編 という勉強会があったので参加してみました。
グラレコというと、存在を知ったのはちょうど1年くらい前で、講演やイベントをほぼリアルタイムで1枚の絵にまとめて描くもの、という認識です。

公開されているものを見るとどれも可愛いイラストがたくさんで、絵を描くのが上手な人が描くものだ、自分には到底無理・・・なんて思っていました。

小学生の頃、写生大会で山間を流れる川 の絵を描いていたはずが、最後に川のところを緑で塗りつぶしてしまった(川ではなくなってしまった)のがかなりのトラウマでした。それがなくてもお絵かきをするのが苦手で、友だちと遊んでいるときにお絵かきをしようという話になったらイヤすぎて帰ろうかなとおもうくらいの子供時代でした。
図工や美術の授業でどうしても描かなければいけないのを除くと、ほぼ絵をかいたことがなかった人間です。

転機はことしのはじめ、技術系の勉強をする際に、YouTubeなどで講座の動画を見ながら学生の頃のようにノートに要点をメモすることを始めました。イラストなんて何一つ書けないので、当然文字オンリーです。装飾といえば下線か線で囲むくらいのものだけで書いていました。同時にスケジュールや一日のやることを朝のうちに書き出す、というのもやるようになりました。こちらも同様に、文字しかありません。

以前、書店で雑誌をパラパラ見ていたときに、手帳特集でイラストの例が掲載されていたのを見たことがあり、そのようなちょっとしたイラストが書けたらステキなのにな、と心のどこかで引っかかっていたことがあり、今回の講座に参加するきっかけに繋がっています。

前置きが長くなりました、イラストどころか落書きも、お絵かきもしたことがなかった私が書いたイラストがこちらです。

Scannable の文書 4 (2020-05-12 22_39_53)

冒頭、いきなり「コップの絵をかいてください」と言われて書いたのが左上のイラストです。うっすら消した跡がのこっています。コップときいて円錐形のなにかを描いて、なんとなく持ち手を描いてしまったらコップがいつの間にかカップに変化していて、受け皿まで描いてしまっていました。制限時間終了間際に、お題はカップじゃなくてコップだったと思い出したところでもしかしてコップというものは冷たいものを飲むためのものを指しているのだろうか?と考えて、受け皿を急いで消しました。

これはわりと良い思考だったようで、カップといわれて温かいものを飲むカップを想像する人、冷たい物が入っているグラスのようなものを想像する人がいて、ひとことで「カップ」という同じ言葉でも人によって想像するものが同じものとは限らない、そこでイラストがあればもう片方のものを想像していたとしても間違いに気づきやすい、ということを学びました。

表情を表す課題、9方向それぞれを向いているイラスト(改めて見ると左を向くはずのマスが右を向いてしまっています)、喜怒哀楽を表す課題と続きます

Scannable の文書 2 (2020-05-12 22_39_53)

喜怒哀楽は左列の2つしか描けませんでした。右の2つとそれぞれ顔の周りの装飾は、他の方の回答を見ながら書き足したものです。ここらへんで、いきなり何も見ないで描くのは難しい、他の人の作例を見たとしても実際に描くのは難しいと感じはじめました。

このへんは、りんごと梨をかき分ける課題でした。ひょうたんのような梨を描く人、斑点で梨の表面の質感を出そうとする人、様々でした。

次がファシリテーターの3人の写真が画面に表示されていて、この3人のイラストを描いてください というものでした。
正直、人間を描き分けるなんて自分には無理だと思いました。

成人
男性
メガネをかけている
真面目な顔をして正面を向いている
同じような表情(笑ってもいない)

ただでさえ絵を描くことに対する苦手意識が強いのに、成人男性そしてみんなメガネ!!!
顔の中では大きな特徴となりうるアイテム、メガネが3人に共通していて、余計に描き分けのハードルが高く感じてしまいました。

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顔だからまずは円を描こうというところから始めたので、最初に3つの◯を描きました。1人目はファシリテーターの作例をカンニングしながら描いていきます。2人目で先に◯を描いてしまったことを後悔しながらなんとか細めのメガネと前髪の角度でちょっと違いを出して・・・3人目も前髪のラインから描いていきました。眉とメガネを足したあたりでやはり◯を先に書いてしまったことを後悔。髪型をもう少しつんつん立っている感じを出したかったのですが、うまく表現する自信がなくてこれで完成としました。(輪郭の丸さから、とあるスマホのゲームに出てくるデフォルメされたキャラクターのようだと思っています。)

右のイラストのモデルになった方は今回のメインファシリテータで、講座の最初からずっと顔をだしていなかったのですが、最後に顔を見せていただいたときには、伸びた髪をまとめるのに頭にタオルを巻いていて、本当にこのイラストそっくりだったのにはびっくりしました(余談でした)。

前述の劣等感から自分には微塵も期待していなかったので、やはりうまく描けなかったと思っていたのですが・・・webカメラを通じてモデルの3人を含む参加者へ見せると、思ってもみなかった高評価を頂きました。

印象に残っているのは、中央のイラストの前髪のライン。たった2本の線でこの方"らしさ"が出ている、特徴を捉えてよく描けていると言っていただきました。
他の方のほんわかしたイラストを見ると失敗に思えた作品でしたが、褒めていただいたことによって、人の顔は目鼻口と共通点が多く、特徴として出やすい顔の輪郭さえも同様に◯を書いてしまったわりには(?)、初めて描いたわりには(?)わりとうまく描けたかもしれないと思えるようになりました。

最後、もうひとつ文章で説明されている事象をイラストで表現する課題がありました、サンプルもなしに想像したものを描くのはとても難しかったです。

- 家から学校まで自転車で片道15分かけて通学している
- 山田くんがスマホで乗換案内を調べている
- 佐藤さんがパソコンでメールを送っている

Scannable の文書 3 (2020-05-12 22_39_53)

サンプルもなしに想像で描くのは難しい というのがひとつポイントだったかと思います。チェックアウトのときにも話したのですが、文章を読んで想像したものが(馴染みのあるものであったとしても)イラストとして描いたことがないのでわからない、逆に言うとサンプルがあってそれを見ながら写経のように何度か練習すると、もう少し描けるようになるのではないかと思いました。グラレコや日々のノートに描くイラスト、というところでは最初はバリエーションもそう多くはなくても良いと思います。喜怒哀楽の表情やクラウド、ネットワーク、メール などよく使いそうなところから練習すれば自分にもちょっと描けるかもしれない、そんなふうに思うことができたのが今回の講座で得られた大きな収穫でした。

イラストにちょっと興味を持ち始めたピッタリのタイミングで、でも実際に手を動かすまでは至っていなかったところでレベル感的にもピッタリな入門講座、そして実際に手を動かして描いてみたらちょっとうまく描けた、と良い流れだったので、ファシリテーターの皆さんにはとても感謝しています。この感謝の気持ちを伝えたくて、久しぶりにnoteを長々と書いてしまいました。ありがとうございます!!


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