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ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる!ドメイン駆動設計の基本

読書記録です

この本は発売直後にKindleのセールに入っていて、勢いで買っていました。しかしドメイン駆動設計というと、エリック・エヴァンス氏のDDD本の難解なイメージがあり、読むのを先延ばしにしていました。

きっかけとなったのがこちらのQiitaの記事です。PHP・Laravelを使ったサンプルコードでとっつきやすかったのです。とても難しそうと思っていたドメイン駆動設計ですが、一部は気づかぬうちに自分の案件でも似たような設計を取り入れていたと気づいて、親近感が湧いてきました。

本のサンプルコードはC#で書かれています。C#のコードを読むのは今回が初めてでしたが、言語の違いはあまり問題ではなく、すんなり読むことができたのが自分でも驚きました。C#のコードを読みながら、これはPHPでいうところの〇〇のことだろう、PHPならこう書くだろう、と想像しやすいコードだったのは運が良かったのでしょうか。他の言語だったら、こうはうまくいかなかったかもしれません。

サンプルコードが見慣れない言語で書かれていると、ほとんど読まずに読み飛ばしてしまうこともあるのですが、この本に関しては、ほぼ全てのコードを読み、解釈しながら最後まで間読むことができたのは、満足度の高い読書体験でした。

ドメイン駆動設計と、私がこれまで関わった経験を集結して作った名もなき設計が、似ているところがあることもわかり、そんなに筋の悪い設計ではなかったと勇気をもらえたのも良かった点です。同時に私の考えが至らなかったところ、課題も見えてきました。

業務で関わっている案件の変わり目でもあり、自分にとってとても良いタイミングで読むことができたと思いました。

ドメイン駆動設計についてはDDD本をはじめ、他にも数冊出版されているので、他の本にもチャレンジしたいと思います。難しそうと諦めていたところに、入門のきっかけをくれたこの本に、(Qiitaの記事にも) 感謝しています。

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