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人のふんどし

 人のふんどしで相撲を取ろうとする人が大嫌いだ。

 マキエマキとしてやっていこうと決めたとき、積極的に周りの力を借りることが必要と感じた。いい作品を作ろうとするなら、人の手を借りることは必須。自分1人の力でやれることには限界がある。
 ただ、そうして人を巻き込むなら、力を貸してくれた人に「マキエマキと仕事をしてよかった」と思ってもらえる結果にしなければならない。少なくとも、金銭的な対価の支払いは裏切らないようにしたい。そう思いながらやっている。
 でも、マキエマキとして作品を発表するようになったことで、全く逆のベクトルを持って近づいてくる人も表れるようになった。

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