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天気がいい日の、ちょっといいこと悪いこと

少女パレアナという物語がある。
両親を亡くした少女パレアナは叔母に引き取られるのだけど、大きなお屋敷で、彼女が割り当てられたのは何と屋根裏部屋。そんな歓迎されている様子がない中、パレアナは天真爛漫に明るく生きる。
彼女の明るさの秘訣は「よかった探し」で、どんなシチュエーションでも「よかった」ことを常に探す。貧しい牧師の家に生まれ、人形が欲しいのに手に入ったのは寄付された松葉杖。そんな時に「松葉杖が必要じゃなくてよかった」とそんな具合に。
この話を読んだ時、そんな発想の転換があるのか!と衝撃を受け、それ以来、彼女を見習って私もよかった探しをするようになった。

が、日常というのは、発想の転換を必要とするような、そんなドラマチックな出来事は稀。ちょっといいことと悪いことが、波のように交互に訪れる。たとえば昨日は

朝、目が覚めたら、子がきゅっと私の脇の下におさまっていて、とてもかわいかった(よかった)

起きた時間が思ったより遅く、ひとり時間の確保に失敗しがっかりした(悪かった)

大好きなサーファー、五十嵐カノアのお父さんが、私のカノア選手に関する記事を読んでくれリアクションをくれた(よかった)

子がなかなか爪を切らせてくれず泣かれたり怒られたり散々(悪かった)

仕事が忙しい(悪かった)

とまあ、こんな感じで。

ただ昨日は天気がとてもよかった。窓から差し込む陽の光に勢いがあると、悪かったことのダメージは軽減される。しかも春が近づいている。気持ちのいい暖かさがもう、すぐそこまできている。

こんな日はカフェにでもいって仕事したいなあ、と思っていたら、何と近所に居心地の良さそうなカフェを発見(超よかった)

が、火曜は定休だそうですぐに行ってみることは叶わず、トホホ(悪かった)


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