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公開振り返り&ライフログ(202301)

・今月のハイライトはバイオリンの発表会に出たこと。楽器を弾く喜びみたいなのを感じ、めちゃくちゃ上達へのモチベーションがあがる。

・ダンテの『神曲』を読み始めたのもよかった。今までとっつきにくいと思っていた作品だけど、意外にサクサク読め、何事もやってみないとわからないもんだよなあというのを痛感する。

・後なんだかたくさん芸術鑑賞した。友達から「文化人」と言われて、確かに文化人ぽい生活w

・大阪のフェス参加のついでにホテルにひとりで泊まったのもとても楽しかった。またやりたい。

・ピアノも引き続きやっている。日記もぼちぼち書いている。本も読んだ。後は走るのがイマイチなのと、書評を書く人になりたい割に書評書いていないのがどうなのかと思う。が、幼児を持つワーママとしてはかなり頑張ったと自画自賛!


◆仕事/英語/ヨガ/運動/ヴァイオリン/ピアノ

仕事はなんだかんだやることがあり、が、去年に比べるとまったり。英語は何もしていない・・運動は10km。ヴァイオリンのレッスンは2回だったものの結構練習したのでだいぶ上達。ピアノもちびちびやって、幻想即興曲の前半はだいぶまた弾けるようになってきた。

◆書いた記事

先月と同じ→Twitterの日記はところどころ飛びながらも続いている。そのほかの文章は引き続きなかなか書く気にならない・・

◆見た展覧会/舞台

今月は4本。

1/14 新国立劇場バレエ団『ニューイヤーバレエ』感想:

はじめてのデヴィッド・ドウソン演目『「A Million Kisses to my Skin」。振付の方向性が大好物のバランシン系で使われている音楽もバッハとめちゃくちゃ好み。が!特に一幕、体操ぽさを感じてしまい、体操とバレエの違いについて考えるキッカケに😂オケとピアノはリサイタル聴きにきた並によく、特にピアノの高橋雄介さん、素晴らしいバッハ❗️たまにはオケ聴きに行こうと思うキッカケに。

ヤスミン•ナグディ&マシュー•ボールの『眠りの森の美女』第三幕のグラン・ド・パドドゥ。前演目のモヤモヤのアンサーのような完璧な眠り。そうか、体操とバレエの差は余裕なんだなーということを思う。肉体の限界に挑戦している姿は美しさか否か。それがスポーツとアートの差では、なんてことを。

次のアリーナ•コジョカル&アレクサンドル•トリューシュ、ノイマイヤー振付の『ドン•ジュアン』はとても素敵なんだけど、逆にアートの極みみたいな演目で、これはバレエというより演劇味を感じる。

そして私のいちばん大好きなバレエ、バランシン 振付『シンフォニー•イン•C』。ロイヤルバレエでみた時ほどの感動はなかったけど、それでも私のいちばん好きなバレエはこの演目だな、と確信。音が踊っていると感じる感覚をもっと細かく表現できるようになりたいと思う。また公演される時もぜひ観に行きたい。

1/20 ピカソとその時代~ベルリン国立ベルクグリューン美術館展@西洋美術館

セザンヌ、クレーは時間がなくてスキップ🙏

マティスの展示、絵がどんどん変わっていく様子がみられて感激。個性というのは、ピカソのようなケースもあるにはあるとして、大抵の場合はいいなと思った作品の模倣から始まり、そして試行錯誤していくんだなあと改めて。私が模倣するとしたら夕陽妄語だな、が、最近ぜんぜん書いてないので書かなくては、と反省する。

そしてお目当てのピカソ。私は青の時代と、そして亡くなる前年に描いた『若い画家』という絵がめちゃくちゃ好きで、ただその間に作風がどんどん変わり、陶芸にはまったりなんだり、一生をフルに使って創作活動していたのを感じるのがとても好き。そして今回の展示はちゃんと年代順に並べられ、作品もとても多く、ピカソの表現が変わっていく様がとてもよく感じられてそこがすごくよかった。

印象に残ったのは青の時代後期の『ジャウメ•サルバテスの肖像』という作品。そして展示ではないけど、ナチスドイツにパリが占領されていた時、国外逃亡を周囲から勧められていたのに、パリに留まって、監視の中、描き続けたというエピソードが心に残った。なぜ残る決断をしたのか、を、もっと知りたく、そのうち本を読んでみたいなと思う。みた方がいいとツイ友さんに教えてもらって、若干無理して観に行った展示。ほんとに感謝感謝🙏🙏🙏

1/28 東京シティフィル定期演奏会

ベートーヴェン『献堂式 序曲 作品124』

劇場の杮落とし公演のために作られた劇中曲で、ベートーヴェンが当時関心を寄せていたバロック様式の応用が特徴とのこと。ダイナミクスは控えめなもののストリングスの音の揃いがとても美しかった。

ベートーヴェン『ピアノ協奏曲第3番ハ短調op37』pf.小林愛実

第一楽章がめちゃくちゃよくて涙、涙。ピアノの音の粒の完璧な揃い方とトリル、ピアニシモの美しさが印象に残る。スタオベしたかったのに誰も立たずに躊躇してしまったのが心残り。ベートーヴェンの曲て悲喜こもごもが表現されているというか、嬉しい楽しいでさえ単純な感情じゃないということを聞いていて思う。

R.シュトラウス 交響詩『英雄の生涯』

昔から苦手な作曲家。『献堂式』の時とはガラッと変わってダイナミクスが大胆。オケはめちゃくちゃよかったのに、曲が全然好きになれない。拍手はいちばん大きかったので私と作曲家の相性。アレオレ詐欺をドヤ顔でされ続け、曲が終わったと同時に解放されてほっとした気持ちになった。。

1/31 SUPER SONIC

スティーブアオキ

Steve Aoki元々よく聞いてて2021のスパソニで生でみて、絶対またみると決めていて初志貫徹できて嬉しかった!前半疲れている?前より地味?て思ってたけど後半盛り返してた。

アーミン・ヴァン・ビューレン

アーミン、あんまり聞いたことなく、スパソニの予習で聞いた時もあんまりしっくりこず、前半ビール買いに行ったりしてたくらいなんだけど、実際はめちゃくちゃよかった。とにかく踊らされるDJ。チェインスモーカーズ目当てぽい人もガンガン踊らされる。

ザ•チェインスモーカーズ

The Chainsmokers東京のGMO ソニックはSteve Aokiとチェインスモーカーズは別日で、それではるばる大阪まできた訳なんだけど、その甲斐があった歌えるDJの強さ。なお平日開催ということもあって、時間になったらあっさり退場→客席もアンコールなどせずさっさと帰り、それもなかなか面白かった。

◆観た映画

特になし

◆読んだ本

1月は11冊。
イタロ•カルヴィーノ『なぜ古典を読むのか』。なぜ古典をの話は冒頭だけ、残りは難解めな書評。読みたい本が多数見つかり新年に読んで良かった!私に取って古典は良本が多く、他の本の引用にも出てくるから必要、なんて思いながら。amzn.to/3Q4BrAK

ヴォルテール『カンディード』。1755年リスボンの大地震の甚大な被害に衝撃を受け、当時人気だった「全ては必然」の思想に物申す意図で作られたピカレスク小説。ありったけの不幸を描いて「これでも必然?」と問う煽り方に苦笑w👉 https://amzn.to/3CiMkt4

ライプニッツ『モナドロジー』。正直あまり頭に内容が入ってこず、ただ「神」の存在に対する絶対的確信とデカルトやスピノザへの猛批判が強烈で、それに圧倒される。。それに比べると21世紀の知識人は穏健だな、なんて。知らないだけ?https://amzn.to/3GGycMU

ジャック•ロンドン『火を熾す』1902年版。雑誌coyote No.34に収録されている。びっくりなくらい個人的に凡庸で、1908年版との出来の差にびっくり。そして6年でこれくらい精進できるのか、と希望が湧いた!https://amzn.to/3GjaPYl

キェルケゴール『死に至る病』。10代の頃に教養として読んだもののあんまり覚えていず。。改めて読むといいこと言うなあという箇所がちょいちょいあるものの、主張はかなりストイックにキリスト教的信仰を持て、なので、これがそこそこメジャーな書なのが不思議。。絶望に対する解像度の高さ故⁉️https://amzn.to/3VNujda

エマニュエル•トッド『我々はどこから来て、今どこにいるのか』。上巻がトッドの提唱する家族人類学の説明で、下巻が彼からみた各国の家族観に起因すると思われる社会問題の考察。ところどころこじつけ⁉️と思いながら、今までなかった視点&ドイツ社会の価値観など知らないこと多めで興味深かった。https://amzn.to/3WcM99H

パスカル『パンセ』(上)。思ってた内容と全然違う。『パンセ』とは、パスカルの死後、パスカルが遺したメモを有志がまとめたもので、基本、文章の断片。特に前半は、彼が感銘を受けていたモンテーニュ『エセー』の内容を自分なりの視点で言い換えたり、別の観点を述べたり試行錯誤していて興味深かった。https://amzn.to/3IWb2U1

阿刀田高『やさしいダンテ-神曲』。原書を完読する助けに、と思ったら、かなり忠実なダイジェスト版という感じで内容がかなり把握でき良書だった。そして把握すればするほどダンテて絶妙にこじらせてるのでは、と思う🤣https://amzn.to/3QVdVqc

ダンテ『神曲〜地獄篇』。阿刀田高さんの本を先に読んだ&河出文庫の平川祐弘訳がほんと読みやすくてサクサク読めた❗️原書読んでつくづく思ってたのと違う、、というのと、他者への怒りが文学に昇華してるのがとにかく興味深かった。https://amzn.to/3kB0JuG

ダンテ『神曲~煉獄篇』。地獄篇は正直ダンテの他者への怒りに食傷気味。が、煉獄篇はダンテが愛した人への眼差し温かくそこがよい。「善とは何か」的な哲学的考察も面白かった。それにしても聖書とギリシャ神話の引用の嵐なので読み直したい。https://amzn.to/3HFckSx

◆印象に残った音楽

次の発表会の候補たちを。サン=サーンスのソナタの第4楽章はめちゃくちゃかっこよくて弾きたいとなる!そして、メンデルスゾーンのコンチェルト、私にとって憧れの曲だったんだなあと気づく。

スパソニで印象に残ったのは The Chain Smokersの『I Love U』スパソニの感想をTwitterでみていて多くの人が「いけ団」に言及していてあれ、と思って聞いたらハマる。全然違和感なく「いけいけ団長~」を聞いていて、自分の無頓着さに笑うw


◆1月の振り返り

英語、運動、書評と課題はあるものの、毎月こんな感じで過ごせれば最高だなあと思う。

◆2月に望むこと

何とか1月の感じ+αで過ごせたらいい!が、あまり不満はなく、この調子でいければという思い。

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