ダメな時は何をやってもダメという希望/バチェロレッテ感想(ネタバレあり)

配信解禁の午前0時から午前2時まで見続けたバチェロレッテSeason1の最終話。次の日朝730から会議だったのに、みたあとすぐに書き留めておいたことがある。

それは全身全霊でぶつかったとして、最大限の言葉を尽くしたとして、思いが伝わらない時は伝わらない、ということ。

最後のローズセレモニーの前と、そしてアフターローズであってもなお、誠意と言葉の限りを尽くして萌子さんに告白した杉ちゃん。
最後のデートの時、杉ちゃんの絵のモデルをしながら泣き出す萌子さんをみて、杉ちゃんは萌子さんの気持ちが自分にないことを悟ったように思う。それでも気持ちをぶつけることに躊躇せずに体当たりをしたこと、しかも2回も、が、私がこのシーズンでいちばん心に残っていることだ。

杉ちゃんをみて「結果がすべてじゃない」と、頭では分かっていて、だけど腹落ちまではしていなかったこと、がしっくりきた。
もちろん結果を出すためにはやるしかない。ただ結果がダメ=やり方や努力が足りなかった訳じゃ決してない。そしてたとえ結果が出なかったとして、そこに向かってひたむきに取りくむことは、何て尊いんだろうとも。

これは何も恋愛に限ったことじゃなく、仕事でも、後きっと子育てでもそう。頑張ってもうまくいくとは限らなくて、きっと私の人生の中でこれからもそんなことは、まだまだたくさんあるんだろう。

それが今の私には何だか希望に思える。ダメな時は何をしたってダメ。それでも、全力でぶつかっていけばきっと後悔はないし、第一全力でぶつかるって本当に素敵なことだった。

この先、自分の思い通りにいかない結果にぶち当たったとしても、私は今回のバチェロレッテの結末を思い出すことで、それをちゃんと受け止められる気がする。

全力で誰かにぶつかる姿を、TVの前で見せてくれた杉ちゃんに感謝。私もそんな背中をいつか、誰かに見せられたらいい、そう思う。


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