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makicoo's diary

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毎日の日記(2018.8.18-)
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#コンテンツ会議

ミル「自由論」(1859)/SNSの使い方に関する19世紀からの提言

夜寝付けない時には難しそうな本を読む。今回読んだミル「自由論」もKindle Unlimitedで読める…

makicoo
2年前
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ダーウィン「種の起源」(1859)/誰もが貴重な存在であるその理由

1月に読んだ本の中でダントツで良かったのが、ダーウィンの「種の起源」。ダーウィンの進化論…

makicoo
2年前
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ドストエフスキー「貧しき人々」(1864)/不相応な恋心に寛容である生きやすさの話

とあるラグジュアリーブランドのファンで、長持ちする小物やバッグは、なるべくそのブランドで…

makicoo
2年前
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フルニエ「グラン•モーヌ(モーヌの大将)」(1913)フランス文学史上、2番目に読まれた…

世界中でもっとも翻訳されたフランスの小説はサン=デグジュペリの「星の王子様」、そして2番…

makicoo
2年前
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41/100 伊集院静「大人の流儀」/人には、本当に、それぞれの事情

「赤信号を渡ってはいけない」 そんな聞き慣れた言葉でさえも、たとえば近親者を事故で亡くし…

makicoo
3年前
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40/100 レヴィ=ストロース「野生の思考」/if もしもがない世界

すべての人間において平等なルール、それはいつか死ぬこと、人生の後戻りはできないこと。十分…

makicoo
3年前
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「ONCE ダブリンの街角で」感想(ネタばれあり)/「何ともいえない愛」の話

「ONCE ダブリンの街角で」という映画をみた。 日本でも大ヒットした「はじまりのうた」を撮った、ジョン・カーニー監督の出世作。「はじまりのうた」は私も今年みた中で一、二を争う大好きな映画。 劇中に流れる「Falling Slowly」という素敵な曲があって、それがこの「ダブリンの街角で」から持ち越した曲というのを知って興味を持って、いつか観ようと思っていた。 観終わって思ったのは、この映画は私が今までみてよかった映画ベスト10に入るのでは?ということ。 出会って、惹

ダメな時は何をやってもダメという希望/バチェロレッテ感想(ネタバレあり)

配信解禁の午前0時から午前2時まで見続けたバチェロレッテSeason1の最終話。次の日朝730から会…

makicoo
3年前
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33/100 田丸久美子著「シモネッタのデカメロン」/感性の変遷と惰性、そして心の痛みに…

妊娠する前の私は不倫・三角関係なんていうねじれた性愛を取材しては文字にしていて、ライター…

makicoo
3年前
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29/100 エイミー・E・ハーマン著「観察力を磨く名画読解」/ 自分を変える、ひとつの…

10代の頃からふいにとられる写真が苦手だった。原因は猫背とO脚。意識すればきちんと立てるの…

makicoo
3年前
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9/100 佐久間裕美子著「ピンヒールははかない」/迷っているひまはないということ

24歳で結婚し36歳で離婚。その時に覚悟したのはひとりで生きていくことで、それまでもいつでも…

makicoo
4年前
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26/100 岡潔「春宵十話」/世界を変える方法、それは

概して今月はとてもうまくいっている。夏休みが5日あったのもあるけど、本を読んで映画を観て…

makicoo
3年前
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「はじまりのうた」感想/後戻りできない、その一歩

「はじまりのうた」という映画を観た。落ちぶれた音楽プロデューサーと、恋人に浮気されて失意…

makicoo
3年前
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20/100 池澤夏樹著「スティル•ライフ」/自分のご機嫌を保つには

アメリカ西海岸に本社がある会社に勤めている。前職の本社は同じアメリカでも中西部のシカゴで、その時から随分と変わったのがミーティング時間だ。以前は本国と連絡を取るなら、日本時間で言うと午後10時。シカゴは午前9時で皆が出社したタイミング、だからとても都合がよかった。 ところが今は、アメリカの西海岸とやりとりをするから、ゴールデンタイムは午前中。最近は朝8時から、何らかの予定が入る日々。夜型の私はこのサイクルがしっくり来ず、寝坊する訳ではないけど調子はイマイチ。特に娘の寝かしつけ