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くらべぐせは、おやのせい。

「○○ちゃんは野菜食べられないのに、□□ちゃんは野菜食べられて、えらいね!」

親戚の子どもと一緒にいると、
こんな風にほめてしまうことがしばしば。


でも、よく考えたら

「□□ちゃんは野菜食べられて、えらいね!」

だけでイイですよね。
他者と比べる必要はないはず。

なのについつい他者と比べてしまう。

他者と比べた方が、より喜んでもらえる、より具体的にスゴさが伝わる、そんな気がしてしまうからかしら。


こんなほめ方をされ続けたら、子どもはきっと「誰かと比較するクセ」がついてしまう。

80点のテスト用紙を手にして、自分が頑張ったかどうかで点数の価値を感じるのでなく、隣の席の子の点数と比較して価値を感じるようになるでしょう。

点数が高いこと、順位が上なことに価値があるんだと思い、それを目標に頑張るようになってしまう。すなわち一人ぼっちの環境では頑張れなくなるし、夢にむかう目標を見失って、夢も見失う。

そう、わたしのように。


だから比べグセに悩んでいる人がいたら言ってあげたい。

「あなたのせいじゃない、親のせいだよ!」って。

もしかしたら学校の先生かもしれないし、近所のおばちゃんかもしれないし、親戚かもしれない。きっと周りの大人たちがあなたの比べグセをつくった。

そしてこの呪いはなかなか解けるものじゃないだろうから、自分を責めずに、長い時間をかけて変わっていくしかないよ。

下手したら一生解けないかもしれないけど、

自分のせいじゃないよ。



具のない🍙まき子(@makicome1986

数多ある文章の海から、 みつけてくれて、ありがとうございます。 現在、不定期更新・お休み中です。 鹿児島から愛を届けています。