春に思うこと

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Perch.のお手紙 #96

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コロナが本格化したのが2020年の春頃だったので、春がやってくると、あー1年経ったなぁ、あー2年経ったなぁ、と「あれから」を振り返る季節になっている。


そういえばこのお手紙も、2020年にECサイトを立ち上げるにあたって、その宣伝の一貫を兼ねて始めたものだったのであった。


ちょっとそんなことも忘れてしまって、宣伝効果は一切ないままに、お手紙だけが私の日記の様な独り言として、こうして約2年も続いているのはなんだか不思議。



この2年でお弁当やアトリエのカフェをゼロからスタートして、なんとなく最近、必死に宣伝をしなくても、新しいコンセプトを次々に考えなくても、お客さんがいらして下さって、それが日常としてすぎて行く所まで来られた様な気がしており、大きな意味で、一つのフェーズが終わったのかなぁ、と考えています。


あの頃は1人きりで頑張っていると思っていたけれども、本当にいろんな人が心配をして下さって、助けて下さったんだなぁ、と感じることができる様になって、いつか、何かの形でみなさんにお礼ができます様に、と思っています。



春の、ちょっとぼんやりとした空気に、久しぶりにぼんやりとして、少し安心をしています。


たくさん休んで、たくさん旅に出かけようと思っていて、先々週は沖縄に、今週は京都に出かけて、再来週は博多に行く予定。


これだけゆっくりすれば、これだけ休めば、2年間の疲れから回復して、またやりたいことがむくむくと出てくるかしら、と思っていたのだけれども、休んでも休んでも、まだ休み足りないみたい。


こういう時は、心が本当に動いてくるまで休み切らないと、後々どこかで取り返しがつかなくなることを知っているので、もう少しのんびりとやるつもり。


「さぁ、次に!」っていうタイミングは、自分が「決める」んじゃなくて、ある日突然「起こる」ものだと思う。


それが「起こった」ことを感じられる、キャッチできる状態の自分でいることが、私にとってはとても大事なことなんだと思う。


春は、いろんな変化があってソワソワとするけれど。
焦らなくても、きっと大丈夫。