【千葉ロッテ】ファンの私が拍手を送らなくてどうするよ?【2024/9/12試合感想】
VS 西武ライオンズ
6-7
4連戦の初戦、負けました。
悔しいよりも辛い。
正直、この記事を書くか迷いました。
贔屓チームが負けた試合の感想書いて、「でも結局負けたじゃん」みたいな。選手たちを傷つけることになるじゃないかって。
けど、やっぱりリアルタイムで彼らを観させてもらった身として「こんな試合見なきゃよかった」にはならなかった。
だから、私が心から感動したし、できるなら選手たちに直接伝えたい良かった点をピックアップします。
パテレだって「勝っても負けても」シリーズ出してますしね!
※いつもよりテンション低めです。読み手としてはむしろ丁度良い……?
2回オモテ
「角中の伝統芸能」
読んで字のごとくです。実況さんにそう言われていました。
角さんの、あの追い込まれてからのノーステップ打法が、ちょくちょくこう呼ばれると嬉しくなります。
角さんが代打で出た時に「とっておきの代打」と呼ばれるのと同じくらい好き。
こういうビジター戦の何が気持ちいいって、ビジターの放送席がマリーンズを手ごわいチーム、いやなチームって表現してくれるところです。
いま若手とか中堅とか呼ばれている選手たちにも、こういう二つ名というか、相手が「出たコイツだよ……」って思うような特徴があるといいなぁ。
あ、1個思い出した。
打ちに行く犠牲フライ
点は入ったけど、今日はとし君(佐藤都志也選手)奮わないな~良くて犠牲フライか~って思ってました。
ところがそのフライについて、放送席は「打ちに行った」と言っていました。
で、思い出したのが、9/10のバファローズ戦で解説者さんが話していた「犠牲フライは練習しないと打てない」という言葉。
そっか。犠牲フライって、ある意味で送りバントと似ているんですね!
アウトに「なった」んじゃなくて、アウトに「した」ことで試合を有利に進める戦略。そして、誰にでもできることじゃない技術。
やっぱりとし君すごいや!
3回オモテ
藤岡氏の送りバント
セーフティバントでセーフになる(する)のはかっこいい。間違いない。
でもやっぱり、送りバントには送りバントのかっこよさがあるわけで。
最近2番起用の多い藤岡氏(藤岡裕大選手)、元々2番が多いんですかね?
手慣れた様子でばっちり送ってくださいました。
送りバントは最初から「送りますよ~」なだけに、転がす場所を間違えると最悪ですからね。
「送りますよ~」からの「送りましたよ~」は、ファンとしてちょっとドヤ顔かましたくなる。
岡さんのスタイル
ちょっと試合とは離れる?いや離れない。
あのー、岡さん(岡大海選手)のスタイル良すぎませんか??????
打席に立っている時は、ちょっと独特なバッティングフォームのせいで気づきづらいんですけど、塁上にすっと、片足に軽く重心かけながら立っている姿——
ソックスと相まって美脚が過ぎる……ッ!
もちろん、塁上にいるということは塁に出たというわけで。
シングルヒットで1塁、送りバントで2塁に行くたび映されるスタイルの良さが眩しすぎてくらくらしました。 ※仕事の疲れ込み
もう2塁に行く途中で肉離れしないでね……。
ポラちゃんのバッティングフォーム
この時は結果的にアウトだったんですけど、でもこれはいつかどこかの記事で絶対書こうと思っていた。
ポラちゃん(グレゴリー・ポランコ選手)は、打ち崩れても美しいんです。
ホームランをはじめ長打を放った時のフォームって、どんな選手も綺麗じゃないですか。
でもポラちゃんは、対角を攻められたような三振でも、微妙なゴロであっても、下半身がしっかりしていてバットも振り切っているからんです。
画像合成さえすれば全部ホームランにできそう(?)
だから、ポラちゃんにはもちろん打ってほしいんですけど、それはそうとしてポラちゃんは打席にいるだけで釘付けになってしまう。
同志を募っています。
ソト先生の4試合連続ホームラン
これ書かなかったら関係各所から叱られます(?)
あの年齢で――って言ったら失礼ですけど、今年のスローガン「自分たちを超えてゆく。」を地で行くソト先生、ただただかっこいいです!!!!
先日のような「打ったど~~~~~!」という感じではなく、客席の方へスッ――と吸い込まれていくような打球に見えました。
世の中いろんなホームランがあるんですね(小並感)
でもこれはただの嬉しい一発ではなく、確実に明日につながるホームランなんだってことを放送席の解説で確信しました。
解説者さんがソト先生のことを「修正力ですよね」って言ったんです。
というのも先生、ホームランを打つ前のボールではがっつり空振りしているんです。
解説者さんいわく、そのズレを「修正」したからこそのホームランなんだと。
3割バッターだって7割はアウト、というのは有名な話ですが、やっぱり優秀なバッターは残った7割をどう使うかなんですよね。
まあ今回は打席内できちっと合わせてきたのでアウトじゃないですけれど。
あと、この回の終わり(3回裏の前)に深々とお辞儀しているソト先生、「いつもお世話になっています」といい取り入れる日本文化の選び方がクセ強です。
大好き。
3回ウラ
とし君の刺殺
字面が怖すぎる……これ英語でなんていうんですか?日本語の野球用語ってわりと直接的でどきどきします。
とし君、個人的には「打てるキャッチャーだし肩もいいけど前に弾くのだけは苦手だよね……」って思う場面がありました。
スミマセンお見それいたしました。
弾いたボールを2塁へ送った後、カバーに入ったのはショートのおがりゅ(小川龍成選手)ですかね?
わりと余裕をもって送球を受け取り、アウトにしていたのが印象的でした。
相手のスタートが遅れ気味だったのかもしれませんけど、ボールを落としてから拾って投げるまでの動作が完全に一連の流れになっていましたよね!
「刺すためにわざと落としたんか??」とすら思えてくる。
5回オモテ
「状態がいい」ソト先生の四球
試合全体、特に前半でソト先生は「状態がいい」と放送席に称されていました。
結果的には四球ですが、これは相手の荒れ球とか自滅とかではなく、ソト先生ががっつり見切った上での四球。
今日のソト先生はボールがよく見えていて、釣り球に対してハーフスイングすらしなかった。だから、その圧を受けた投手としては投げる場所がなかったとのことです。
結果として次の角さん(角中勝也選手)も同様に四球を選ぶわけですが、そう、四球は選ぶものなんだなって教えてもらった打席でした。
6回オモテ
小川のバントは世界一!!
既にパリーグファンの間では定着したかと思いますが(?)、もしかしたら……もしかしたら、何らかの手違いでまだご存じない方もいらっしゃると思いますので申し上げます。
小 川 の バ ン ト は 世 界 一 ! ! ! ! ! ! ! !(大声)
この打席は、1球ごとに打者の役割が変わってくる難しい局面だったようです。
が、ここは3球目できっちり送りバントを決めました。
解説者さんはそれを「1球ごとのサインに堪えられるという(首脳陣からの)評価」と言っていて、何故か私の鼻が高くなる。えへへ。
私自身が変化に弱い性質なので、めくるめく局面の変化に対応できるって憧れます。
ご飯のお供は味噌汁のくせにね!!!!!!!
6回ウラ
よこりくの我慢比べ
VS外崎選手。ファウルとボールに苦しみながら9球目で空振り三振。
かっこよかったよ。
考えるべきことは、自分が1番分かっているはずです。
だから素人の私はあれこれ言わないし考えません。
紹介記事で色々リサーチしたせいか、よこりくのことは親戚の甥っ子みたいな気分で見ちゃいます。
次も期待してるからね!!!!
7回オモテ
ポラちゃん技ありツーベース
状態が良ければ何でもホームランじゃないんだな、という学び。
野球をよく知っている方にとっては常識なのかもしれませんが、私はこの打席を見てやっと理解しました。
確かに時々「この球はどう打ってもファールにしかなりませんね」みたいな会話は放送席でなされていました。
多分この時にポラちゃんが放った一発は、「ホームランにならなかった」のではなく「ツーベースにした」打球。
シーズン終わりにかけて、ポラちゃんとしてはホームランの数も気になるところだと思います。
でも、やっぱり野球は塁に出てナンボなスポーツで、粘りさえすれば投手がそう何度も甘い球を放ってくるとも限らない。
という中で投じられたボールを打ち返したツーベース。
沈んでいたマリーンズを元気づけるような一本でした!
ソト先生のホームランに霞みそうなヒットですけど、空気を明るくするという意味では結構大事だったじゃないかなあと思ったり。
ベンチでの「まもなく行きまーす」といい、ポラちゃんの明るさは本当にマリーンズの宝……。
7回ウラ
「よく前に落としましたね」
ハイッ推しに激甘でいきま~~~~~~~す☆
この回は、外崎選手に完璧なタイムリーヒットを打たれました。
センター前、和田選手が掴もうかというところで掴み切れず、中継が乱れての勝ち越され展開でした。
でもね……(でもねと来たもんだ)
あの打球、恐らく落ち際で微妙に変化していました。なんか変なところに落ちていたので。
放送席でも言ってたから間違いない、はず。
これを、まあプロなので万歳はないと思うんですけど、後ろに逸らしていたら絶望でしたし、仮に取っていたら超ファインプレーからのパテレ行きでした。
これみたいに。
この時は、普通は取れないからこそのファインプレーだったんです!!!!!
実況さんと解説者さんの「よく前に落としましたね」って会話で救われる命がここにあります。
あの倒れこみ方からボールを拾って投げるまでの雄姿、もう個人的にはこれレベルでいいんじゃないかと私が認定します。
色々しんどくなる時に見る動画の1つです。
現場からは以上です。
8回ウラ
吉田投手のテンポ抜群スリーアウト
吉田凌投手は、1軍に復帰して最初の試合でした。
苦しい展開での登板でしたが、なんとマリーンズとしてはこの試合で唯一の三者凡退スリーアウトでした。
先頭打者から順に、
4球目でショートゴロ
5球目でセンターフライ
8球目でサードゴロ
だったそうです。アプリで確認したので確かです。
ラストバッターに粘られましたが、試合中盤から我慢比べが続いていたせいかかなりテンポ良く感じました。
野球は守備から攻撃の流れを作る、みたいなことをよく聞きます。
この後マリーンズが猛追できたのは絶対に吉田投手のおかげだと思っています!!ありがとう!!!!!
あっちなみに、吉田選手って育成出身でしたよね。育成出身の和田選手を推す者としては、そういう点でも気になる方です。
何ならマリフリの夏or冬回(17:09~)で柔らかい関西弁使いながら、寒いの苦手エピソードを話してくれた時から片時も忘れていないと言っても過言ではない。もうええって!が可愛いんですわ。
9回オモテ
みんなで取った2点!
もうこれに尽きます。
正直、8回オモテが終わったあたりから「あー今日は終わった」と仕事に集中し出したわけです。
※JavaScriptとの格闘を諦めてMariaDBのテストデータをいじっていました。
でも、私が勝手に期待したり諦めたりしている間に、みんなはしっかり四球を選んだり、ヒットを打ったりしていたんですよね。
中でも、「今日はもう、気持ちのいい一打はないかな~」と思っていたとし君がタイムリーを打ってくれたのが嬉しかった。
とし君自身は2塁まで回りませんでしたが、2・3塁の走者がババッとホームに帰って来てくれた時の喜びったらありません。
こんな言い方したら他のファンに怒られそうですけど、この繋ぐプレーを見て私は「今日負けてもいい」って思いました。
中盤からだんだんライオンズに主導権を握られて、マリーンズはのびのびとプレーさせてもらえなくなってきていたけれど、明日は違うかもって思わせてくれるラストでした。
おまけ
放送席の会話を聞いていると、その試合ごとのテーマを感じることが多いです。
解説者さんの個性、実況さんの個性、そして試合の流れが組み合わさった結果なんでしょうね。
この試合のテーマはずばり「バッティングカウント」だったと思っています。
両チームの打者について、解説者さんは何度も「ツーボールからの甘い球をファールにすると厳しい」と言っていました。
投手有利と言われるツーボールツーストライクは別として、このカウントでは投手としてもストライクを取りに行かないとまずい。
そういう状況で投げざるを得ない球は、ついつい甘くなりやすい、と。
とはいえ、相手もプロですから打ちごろの球なんてそう連続して投げてくれません。
そこを打者がみすみすファールにしてしまえば、単に仕留めそこなっただけでなくバッテリーの調子も整えてしまいます。
これを投手側から見れば、打者に追い込まれないようストライク先行でいかないといけないということになります。
そして、このロジックは試合全体における点の取り合いにも言えます。
点差や流れによって攻め方の選択肢が広がったり狭まったりするらしいです。なるほど確かに。
サヨナラ勝ちは感動するけど、序盤から点差をつける、あるいは点差を詰めるというのはやっぱり大事なことなんですね。
勉強になりました。
あ~~~~~これ書いてたら、ちょっと元気出てきました。
本日の先発はおじーですね。制球をパリッときかせる、私が大好きな選手の1人です。
夏場にはこのドームに(熱中症で)KOされているので、色々思うところもあるのかしら。
下手に自分を追い込むこともこだわることもなく、しなやかに投げ切ってくれたら嬉しいなあ。
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