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#7_ジャカルタとボロブドゥール

Ⅰ.はじめに

 飛行機が好きだ。
 私はどうやら移動しまくる星の下に生まれてはいない様だけど、できれば年1回は乗りたいと思っているし、遺言書には「訴えたり争ってはいけない死因」という項目を作って1番最初に「飛行機に搭乗時の事故」と書く予定。
 ところが直近1年はそれどころではなく(#5の記事参照)、転職までしており、休むキッカケどころか気づけば有給もない。そんなところにAPEC盟主であるインドネシア首都ジャカルタで働く友人からお休み取れないの?というお誘いが…!お休みはなくても取ろう…!

Ⅱ.ひとりで行くけど…

 海外には2~20日前くらいの「直前」に決めてふらりと行く。ひとりで。
 とは言えここ数年は、海外に住む友を訪ねることが増えた。外国の知らない街で、知っている顔に迎えてもらえるのはホッとするし、前もって決めておけば遊んでもらえるし、長距離ドライブをしたり、空き時間にどこ行こうかといった相談にも乗ってもらえる。今回もそんなかんじで「後半2日間何して遊ぶか決めてよ」と友人に丸投げし、日程を決めて飛行機を取った。2カ月も前に予約するのは初めてだったのだけど、こんなに楽しみなものなのね。日本から持っていくお土産物資を集めるのさえ楽しい!こういうのしらなかった…!
(ちなみに有給は法定より早く●日も付与されてて2つ返事で承認下りた)

Ⅲ.ジャカルタ

到着空港はスカルノハッタ(CGK)。日本から7時間ちょっと。
映画は機内で3本ぶっ通しで観られるくらい。
ついた日と次の日の約1日半はジャカルタに滞在。

▼空港鉄道(KARETA BANDARA)
スカイトレイン(空港ターミナル間移動用の乗り物)で、ターミナル1とターミナル2の間にあるBANDARA SOEKARNO HATTA駅に行って乗り換える。詳細はこのサイトが詳しい。
開通してから1年3か月くらいの空港鉄道はとにかくきれい。座席と座席の間にはUSB。けど最近試運転し始めた地下鉄とまだきれいに接続していないため、ターミナル素敵なのに人いない…

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▼市内観光

英語がちょっとわかる運転手さんをアサインしてもらって以下を廻った。

▼ジャカルタ中心街北部
イスティラルモスク、フアタヒラ広場、モナスはちょっとだけ降りてくるりと回っておしまい。人を象った像が多いとおもった。イスラムは偶像崇拝しないからかなー。色々な種類の博物館があったのだけど、交通規制の関係で寄れず。テキスタイル美術館とかすごく気になる。
いつかまた来れるかな。

▼サリナデパート
ご飯食べてコスメとお洋服買って…、が可能な小ぎれいなモール。バティックと呼ばれる布は様々な色と柄で溢れている。

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▼国立博物館
旧館2フロアと新館4フロア。外国人価格は1万ルピアだったかな。旧館は8世紀から10世紀あたりの石像が山ほど並べられている。古い時代はヒンドゥー教の神々が、時間がたつと仏様が目立つ。顔が削られているものも多く、争いも相当あったことがしのばれる。いくつもの失われし文字を散りばめた石碑もたくさんある。

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▼ブロックM
アメ横を詰め込んだようなモール。生鮮から文房具や荒物屋などあらゆる小店舗がある。退廃的。ヤバかったのは、運転手さんが「降ろしたところに迎えに来るよ」と言っていたのにその場所がわからなくなり、「ここはどこ、わたしはだれ」15分くらい迷子になったこと。

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▼パパイヤ
日本人向けスーパーマーケット。中心部だとブロックMとスディルマンにあるらしいがブロックMにある方に連れて行ってもらう。駐妻の方々が買い出しに来ていた。お弁当なども普通のスーパーにありそうなレベルと値段。生食できる卵や納豆を現地生産して提供してるとこがすごい。

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▼パシフィックプレイス
高級ショッピングモールの1つ。リッツカールトンのボールルームに直通のガラス扉とかある。丸の内大手町的なところにあるので、カチッとした格好のキャリア女性がフツーにガッツリ買い物してるとこが見もの。上の方の階にキッザニアとかスポーツジムとかある。

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▼お土産物資の買い付け
コーヒー豆を2キロ近く調達。あとはヘアオイル、レトルト食品、スパイス、クックドゥ的な何か…。そういうものがあると大体みんな楽しく選んでくれる。しかしながら圧倒的に英語併記のものがなくて悩む…。右下のパパイヤで売れ筋っぽかったココナッツシュガーのかりんとうは美味しかった。

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Ⅳ.ボロブドゥールツアー

後半2日間は友人がジャワ島中部ボロブドゥール遺跡に行くツアーを手配してくれていた。

<1日目>
3時すぎ起床→5時台の飛行機で西に1時間→7時半とかにはプランバナン寺院で涼風を堪能→その他観光→15時ごろにはホテル

▼プランバナン寺院(Candi Prambanan:ヒンドゥー教)
 ブラフマン、シヴァ、ヴィシュヌの三神殿がメイン。

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▼セウ寺院(Candi Sewu:1000の寺院:仏教)
まだまだ再建中。

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▼プラオサン寺院(Candi Plaosan:仏教)

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▼バティック工場見学、銀細工工房見学

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▼コピルアク直売所
念願のコピルアクを手に入れる✨

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▼鳥市場(という名のローカル動物市)見学
鳥(にわとり、七面鳥に闘鶏、カナリアやインコ)だけかと思いきや、孔雀や犬猫ウサギ、ハツカネズミにハムスター、モルモット、ジャコウネコ、各種爬虫類、果てはコウモリまでいて衝撃💥

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▼ホテル
HYATT REGENCY YOGYAKARTA
土曜だったのでディナー時にラーマーヤナの舞踊劇をこってりと観た。  
プール行ったり庭をぶらぶらしたりした。スパやらヨガ(日曜)などのアクティビティ有り。
ご飯は西欧人が困らない程度の洋食系と現地ご飯系とが出てくる。

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<2日目>

9時出発→ジョグジャカルタ遺跡(3か所)→リゾートホテルでランチ→バティックやさん→17時過ぎジョグジャカルタ空港→ジャカルタ着→夜ごはん→21時再び空港→翌朝帰国

▼パンドゥ寺院
ボロブドゥール巡礼の入口とか言ってた

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▼パオン寺院
お線香を捧げる場所らしい。
現地語の説明しかない。

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▼ボロブドゥール
長らく埋もれていた遺跡。
3層目にブッダの物語がえがかれており、ガイドさんからその話を聞くために4周くらいした。土産物を売りつけてくる人が多くてわりと恐怖。。

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▼高級リゾートでランチ
対岸にボロブドゥール遺跡を臨む丘の上にあるリゾート。ご飯も洋食、現地料理と選べて楽しかった。

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▼ジョグジャカルタ空港
古い古い国際空港。日本の古い地方空港に似てる。
地上から歩いて飛行機のとこまで行って乗るスタイル。
出発ロビーで搭乗ぎりぎりまで施術してもらった足裏マッサージが当たりだった。1週間たっても快適。30分100,000ルピア(約800円)。

▼そんなこんなで帰国の途へ

Ⅴ.空港の話

>インドネシア国内便、帰国便、いずれも搭乗招集時刻がやたら早い。そして皆さんちゃんと早め招集に応じている。
>スカルノハッタ空港の免税店価格が全くお得ではない。某有名化粧品は日本の市価の1.3倍。インドネシア国内でポピュラーなドラッグストア系製品も1.7倍。コーヒー豆/粉もスーパー価格の1.2~1.5倍。しかも、信じられないことに定番アイテム品切れ。免税で品切れは人生初。あれだけ国内にショッピングモールあるのだからちゃんとがんばってほしい。

Ⅵ.後日談

朝9時ちょい前の便で羽田着、バゲージのベルトコンベア故障をも振り切った私は12時にはストレッチトレーナーに腰回りが不穏だと伝え身体を診てもらっていた。
私「痛っ…そこもいたい…うぁぁっ…」
トレ「?…痛いですか?ここが?ああここも!?いつも全く何ともないのに~飛行機と車は、腰とお尻に悪い乗り物ナンバーワンですよ~」
思った以上に身体がやられていてびっくりした。
しかも、日焼け止めも中途半端だったため、首の付け根はシャツの形にくっきり焼け、ひじ上から手の甲にかけては日焼けが原因の小さな水泡を伴うかぶれでボコボコになって、今日(3/29)もまだ腫れの満ち引きを繰り返している。
いい歳なのに…いい歳だから…?もう少しちゃんとしなきゃと反省😭

それと、忘れ物はほぼしなかった。2つだけ。
①歯ブラシ@リゾートホテル
②アーモンドミルク飲料2本@友人宅(ごめんなさい)
これだけ!充電機器まわりの迷子も全くなし!!まじ快挙。

最後に、
雨季の終わりということで雨でも仕方ないかなと思っていたけど、おもに夜や明け方に降り、昼間は見事に天気がもったのでよかった🌞
(ガイドさんは「日本人は一年中くる。他の国の人は7月から9月くらいの乾季に来る」って言ってた。)


ジャカルタとボロブドゥールの備忘録はここまで。
読んでくださってありがとう。
次はどこに行こうかな。

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