ぼろくすぐり
ここ最近、
自分のルーツを探る旅に出ていました
といっても実際に移動するわけではなく
電話線を通しての往来と記憶の旅でした。
母の実家がある福島県天栄村で
新しい試みがはじまりました。
天栄村には
古くなった着物をほどいて
またつくりなおす、という
『ぼろくすぐり』という文化があります。
茨城県つくばみらい市から天栄村に移住し、
移動絵本図書館「みず文庫」を運営する義元みかさんが
今では、村の人もほとんど知らなくなってしまった
その言葉を聞き、なんとか後世に残したいと思ったそう。
ほどいて作り直す。
服だけでなく、ものやことを、自分自身も、
小さく作り直すことが出来たらと願いを込めて、
また、この言葉も紡いでいけるように、と
『ぼろくすぐり』というタイトルのオリジナル冊子を刊行することに。
畏れ多くも、わたしはその創刊号に寄稿させていただきました。
また、iimaに『ぼろくすぐり』のために曲を作る依頼もいただきました。
執筆と作詞作曲と同時進行でしたが
ようやく終わりが見えてきた
かな
執筆にあたって
どうしても10年前のあのことにも触れなくてはいけないし
そのころの葛藤は正直なところ今も無くなってはいないので
思い出すことに痛みもあったけれど
でも
向き合えて良かった
本当に良かったです。
ぼろくすぐりは、
8月9月ごろの創刊になりそう、とのこと。
題字は型染め作家の関美穂子さんが担当され、
布作家の早川ユミさんなど素敵な方々の文章も掲載されるそうです。
出版元の『みず文庫』さんが、移動絵本図書館のための
クラウドファンディングをしているので
よろしかったら応援よろしくおねがいします!
リターンにはオリジナル冊子『ぼろくすぐり』創刊号をはじめ
みず文庫さんのオーダーイラストや
友人の版画家・ 蟹江杏ちゃんが 描き下ろした 『オリジナルラベル ×寿々乃井酒造・特別純米酒「寿月」』
などもありますよ!
創作活動の励みになります。